◆今日の御言葉◆
すると主が来られて、さっきのように、「サムエル、サムエル」と呼びました。そこでサムエルは、「はい。しもべは聞いております」と申し上げました。
(サムエル記Ⅰ 3:10)

Then the Lord came and stood, and called as at the other times: “Samuel! Samuel!” And Samuel said, “Speak, for Your servant is listening.”
(1 Samuel 3:10)

■所感と祈り
そのうちに主が来られ、そばに立って、これまでと同じように、「サムエル。サムエル」と呼ばれた。サムエルは、「お話ください。しもべは聞いております」と申し上げた。(新改訳)
主は来てそこに立たれ、これまでと同じように、サムエルを呼ばれた。「サムエルよ。」サムエルは答えた。「どうぞお話しください。僕は聞いております。」(新共同訳)

少年サムエルが、主の語りかけに初めて応答したときの記事です。
彼は、神の箱の安置されている主の宮で、預言者エリと主に仕えていました。
最初主が彼を呼んだとき、彼はエリが呼んでいるのだと思ってエリの所にかけていきました。
ところが、エリは「私は呼ばない」と言いました。
そういうことが三度あったときに、エリは主がサムエルを呼んでおられるのだと気づきました。
そしてサムエルに「今度呼ばれたら、『主よ。お語りください。しもべは聞いております』と申し上げなさい」と教えたのでした。
今日の聖書箇所は、その「今度」のときのサムエルの対応を記しています。
私たちは直接神様の御声を聞くことはなくても、聖書のみことばを通して主からの語りかけを経験します。
日頃から読み慣れていた箇所であっても、強く迫られたり、感銘を受けたりします。
そのときは、エリがサムエルに教えたように、『主よ。お語りください。しもべは聞いております』と応答するのが良いのではないでしょうか。
状況に応じて、「主よ。私は何をしましょうか。」「どのようにしましょうか。」と答えることも必要かもしれません。
私たちは、預言者気取りになって自分の内なる声を勝手に主からの言葉だと考えるのは危険です。
むしろ、いつも聖書に立ち返り、聖書はどのように教えているのかを考え、聖書のみことばに従うことが大切なのだと思います。

主よ。聖書のみことばを通して日々私たちに語りかけてくださることを感謝します。
みことばを正しく理解できるようにお導きください。
みことばに親しみ、状況に応じて語りかけてくださる主の御声を聞き分けることができますように。
主の御名によりてアーメン。
清水雅夫

http://ameblo.jp/amfamily/
日本語聖句:リビングバイブル(いのちのことば社発行)から引用
Scripture quotations taken from the NASB.
http://www.lockman.org/