至誠、天に通ず

まごころをもって接すれば、それは天まで通じて、必ず人を動かすものだ。

孟子


百田尚樹さんの小説「海賊とよばれた男」を読みました。

すごく読みやすかったです。明治44年に創業した石油小売の出光商会の店主、出光佐三の生涯がモデルとなっております。私が読んで思ったことは、

「いつも直球勝負をやりつづけるということは大変やな」

となりました。もちろん魂は燃え上がり、そのエネルギーを何かにぶつけないといてもたってもいられなくなるくらいのオクタン価の高いものとなっておりました。どんな逆境にもめげることなく、人のため日本のためと頑張るオヤジを図形にして自分のやっていることに当てはめた時に足りない部分が男として燃え上がるわけです。

「男として生まれたからにはこうであるべきだ」

と思わせてしまうほどの男前のお話でした。この歳になると周りの友達の殆どが経営者か会社役員だったりします。そんな彼らが燃え上がる小説でもあります。

人を相手にせず、天を相手にせよ。

と昔の人がいいました。素晴らしい言葉ですね。
全ての本質を誠とすれば誠という文字は良くできています。
言葉にしてそれを完成させる。人間が言葉から始まり成長する、なんていい言葉なのか。

至誠、天に通ず

孟子っていう昔の人が言ってたのですが、昔すぎて今の時代とマッチしないわ!ってくらい昔の人の言葉なんですが、ちょっと前まで生きていた人がこの言葉に近い生き方をされていました。



というものにこだわって生きてみるのもいいDARO!
とか思っちゃいました。