この物語はゾンビから逃れて校舎の屋上に集まったJCたちの悲喜こもごもを描いた青春学園ホラー!?です。
終演後の演出家さんの話で初めて知りましたが、この作品の元となった「アリスイン デッドリーハイスクール」はアリスインプロジェクトの最初の作品なのだそうです。そして、再演希望ナンバー1。
おそらく生き残ったのは主人公の墨尾優1人だけという悲惨な結末の物語。なのにこの作品が人気なのは、まず登場人物のキャラの濃さにあると思います。この物語では登場人物一人ひとりの人物設定が丁寧になされていて、誰もが必要不可欠な存在になっていたと思います。そして、登場人物たちは絶望的な状況の中でも懸命に生きていて、でも、自分がゾンビ化するとわかれば仲間を襲わないように命を断つ。そういう潔さが共感を呼んだのかなあと思います。
現実社会は煮え切らない事だらけですからw
席は久しぶりの亜美ちゃんの舞台だったので3公演ともS席にしましたよ。しかも全部2列目。ホントは落ち着いて観れる10列目くらいが理想的なんだけど。
しかも1公演は綾乃さん名で予約したんだけどw
でも、亜美ちゃんが目を合わせてくれたりしたので嬉しかったですけどw
そして終演後の握手会で「推し変ですか」とか軽く突っ込まれましたがw
しかし、ステージが近い!
ステージ上にS席がある池袋のシアターKASSAIほどではないですが、六行会ホールもステージと客席最前が近いです。さらにステージが1mくらい高くなっているので目のやり場に困ることが多々ありますw
亜美ちゃんが目の前に来るシーンも何度かありましたが、近すぎて見れないというw
そんなボクが観た3公演中2公演が光組。そして2公演がそれぞれの千秋楽でした。
最初に観たのも光組だったので、ボク的には光組のキャストの方がしっくりきたかなあ。
しかし、どちらとも千秋楽だからという特別なものは感じませんでしたねえ。これはどの公演もみんな全力でやっていたということでしょう。千秋楽にこだわる必要なかったかなあ…
ただ、亜美ちゃんのパフォーマンスは千秋楽が一番良かったですがw
そんな亜美ちゃんのパフォーマンスは…
今回は素晴らしかったです。パチパチパチ。
まあ「今回は」とか言うとあれなんですが…
亜美ちゃんは千秋楽の挨拶でも辻井水貴を嫌いにならないでと言ってましたが、亜美ちゃんが行き詰っていたのは前作と亜美ちゃんのミズキのギャップだったり、ミズキを嫌われ者にしたくないという思いに敏感過ぎたせいだったようです。
実際ドラマの意地悪キャラなんかは本当に嫌われたりしますからねえ。
ただミズキは悪人でもなんでもないのでもっとキツく演じても決して嫌われることはなかったと思います。
しかし亜美ちゃんはたくさんのキャストの中でもちゃんと存在感を示せていました。
実はボクが好きなスマイル学園という知る人ぞ知るアイドルグループに小西ねねちゃんという非常にピアノの上手なアイドルちゃんがいましてw
お芝居の勉強のためにこの舞台を観に来たそうなんですが、自身のブログで亜美ちゃんのことを
斎藤亜美さんがなんだか印象強かったなと思う。
不思議な力があってすごかった!
と、褒めていましたよ。ねねちゃんはまえのんファンらしいんですが、まえのん以外に名前を挙げたのは亜美ちゃんだけですよ!リアルJCでちゃんとした舞台を観るのも初めてだったそうですが、一芸に秀でた彼女を惹き付けた亜美ちゃんの存在感はやっぱり只者ではないと思います。
ただ、今の亜美ちゃんは強過ぎる個性を持て余し気味なところがあると思いますw
笑いを取る演技も若干照れがあったような気がするし、セリフを言うタイミングも微妙に慌て気味だったように思います。たぶんこういうのは経験の問題だと思いますが。
とにかく、第一線で活躍する人はみんな超個性的ですから、亜美ちゃんも第一線の女優として活躍できる可能性大だと思います。頑張ってください!
そんな亜美ちゃんの相方の綾乃さんについて。
綾乃さんは初めて観た亜美ちゃんの舞台で主演だった人なんですが、その舞台では亜美ちゃんがパーフェクト過ぎて実はそんなに印象的ではありませんでしたw
まああの舞台は亜美ちゃんの演じた役の方が目立つ構成になってたと思いますけど。
ですが今回は舞台経験の差がはっきり出ていたと思います。(とか書いたら亜美ちゃん傷つくかなw)コメディ的な部分での亜美ちゃんとの絡みも綾乃さんが相手だともの凄い安心感があったし、セリフ一言で観客全員の関心を一気に自分に向かせるパワーはさすがだなあと思いました。
亜美ちゃんも綾乃さんのような瞬発力を身に付ければ、もっと、心に余裕ができると思います。
そして、ボクが握手させて戴いたもう一人の女優さんあすぴーこと高橋明日香さん。
道重さゆみちゃんを真野ちゃんで割ったようなあすぴーw ブログの表紙が印象的過ぎてボクは絶対アイドルだと思っていたんですが、彼女は青山学院大学仏文科卒の知性派女優さんでした。びつくりです。
今回のヒカミ役の小難しい科学用語を並べたセリフにも物凄い説得力がありました。あれは知性派のあすぴーならではの説得力だったと思います。まあ、とてもJCいや、ヒカミの人物設定も的確で亜美ちゃんも彼女のように冷静にキャラを分析できればあまり行き詰らないで済むと思います。大学で心理学とか選考したらいいんじゃないですかねえ。亜美ちゃんの学部にあるのかどうか知りませんが。
まあ、なんだかんだ言って今回の舞台はW主演の1人前田希美ちゃんの役割がかなり大きかったと思います。彼女が演じた優はとても生き生きとしてユーモラスでキュートでした。あの変幻自在な演技力で本職がモデルとはオドロキです。ぜひ本格的な女優さんになって戴きたいです。
今回の舞台はそんな素敵な出演者がいっぱいの素晴らしい舞台でしたが…
ボクが思うのは、もしあの物語の中で、誰一人泣き崩れなかったらはたしてどんな舞台になっていただろうか。ということです。爆破シーンとか主人公の一人、信が去るところでさえ、顔中くしゃくしゃにしてでもなお泣き崩れなかったとしたら、はたして、どんな舞台になっただろうか?味気ない舞台になっていただろうか?ということです。
この舞台が再演希望ナンバー1だった理由の一つは、救いのない暗い話の中で登場人物たちの潔さが光っていたからだとボクは思います。ボク的にはもっと凛々しく、涙を流しても決して泣き崩れないバージョンを観てみたいなあ。

台本見て気付きましたが、ひとつの「」で括られたセリフの長さが一番長かったのはなんとミズキでした。そして、ボクが観た3公演は1回も噛んでなかったと思います。
さすが亜美ちゃん!おつかれさまでした。















