2012年2月5日(日)遂に斎藤亜美ちゃんが出演する舞台「パラダイスロスト」を観ました。
この舞台はダブルキャスト制で一公演あたり19名が出演しますが、劇場は超コンパクトな池袋・シアターKASSAI。
この日は14時公演が星組ラス前、19時公演が月組の千秋楽でした。
月組終演後の挨拶で初めて知りましたが、星組が新人、月組が経験者という感じで組分けされていたようです。まあ、全員ではないと思うけど。
ということで、最初に観た星組公演は、やはり、まだまだという感じでした。
ルックスの平均値は星組の方が高かったと思うけど…
この物語は、一言で言えば、友情がテーマのタイムパラドックス学園青春アドベンチャーって感じで、話が複雑な上に出演者のほとんどが複数の人格を演じているので、途中から誰がどの役か話の進行さえもわからなくなり、かなり想像力を働かせながら観ることになりました。
正直、星組を観た後は、この公演を一日二回観るのはキツイかなと思いました。
斎藤亜美ちゃんが出ていなければ。
いや、シホ役の斎藤亜美ちゃんは素晴らしかった。
多くの出演者がセリフやセリフに縛られた動きに悪戦苦闘している中、彼女だけが華麗に動き回っていました。
まあ、シホとは元々そういう設定でセリフなしの演技シーンも多く、人格も一つだけだったのですが、いざセリフを喋れば亜美ちゃんの言葉は、常にシホの言葉になっていたと思います。どちらにしろセリフに縛られない彼女は、意識を空間全体に向ける事が出来たのではないかと思います。だから彼女の動きは実に伸び伸びとしていました。そして、その一つ一つが美しかった。そんな彼女を取り巻く空気感というのは常に光り輝いて見えました。かなり主観的ですが。
そんな彼女も舞台は2回目ですが、彼女の演技を観た人は誰もそう思わない。演出家でさえ何十回も舞台経験があるような印象を持つくらいなので、本当に才能のある人なんだと思います。客観的に見ても。
ただ、ルックス的にバリバリの主役タイプとはちょっと違うような気もするので、女優として軌道に乗るにはもう少し時間がかかるかもしれません。今のところ、見た目は子役だし。はたして見た目も大人になった時にどういう女優になっているのか?
ちなみに、この星組公演は最前列の端っこで観ましたが、彼女が僕の目の前で演技した時は感動しましたね。この劇場はただでさえ小さいのに舞台ぎりぎりのところに最前列を作っていたので、舞台と客席の距離はほぼ0cm。というか座っている僕の膝は舞台にはみ出していたのでマイナス10cmかな。
舞台と言っても段差も10cmくらいなので、目の前で演技されるとのけ反らないと顔が見れないほどでした。まあ、舞い上がり過ぎてよく覚えてないんですけど、目の前を彼女のお腹とかお尻が視界を塞ぐというのは…なんか感動的でした。もちろん離れたところ立っている時は顔もよく見えました。
今まで映像でしか見たことのない彼女(しかもほんの数秒)が目の前で演技しているのを観るのは本当に至福の時間でした。これでもう彼女の顔を思い出す時に井上真央ちゃんが現れることはないはず。
ただ、この席は落ち着いて芝居を観れる席ではなかったです。舞台と客席の距離がほどほどにあるような劇場ならともかく、舞台にはみ出すほど近いというのはやはり考え物ですね。まあ、次も同じ状況だったら…やっぱり座りますけど。
で、芝居が終わった後は握手&サイン会があったわけですが、そこで生まれて初めて握手会なるものに参加しました。気が小さいのでビビって逃げないように(自分が)行くことはブログのコメントで宣言していたし、プレゼントも買ってとにかく行くしかないような状態にして、やっと参加することができたわけですが…
やっぱ大したこと話せませんでしたね。なんとか自分がいつもコメントしていることを伝え、演技上手かったですとか平凡な事しか言えませんでした。後は何を言ったのやら。粘ったつもりだけど時間にして5・6分くらいかな…この時は他に並んでいるお客がいなかったようなので、粘れば15分くらい話せたのかもしれないけど、落ち着いて話せる状況でもなかったし僕には無理でした。
でも、彼女の方もメッセージ付きのチョコとか用意してくれたりとか、実際に話ができたのはやはり大きいですねえ。同じCDを百枚千枚と買う人々の気持ちが良く分かりました。
まあ彼女はアイドルではないのでCD千枚買うことはないですが…
人生捧げてもいいですねorz
その後、次の公演までの間に公演の後の握手会に備えてインターネットカフェで勉強したんですけど、今度は僕の他にも何人かいたのでやっぱりちょっとしか喋れませんでした。しかし、月組の千秋楽はヲタ率高かったですね。出演者のほとんどがアイドルと言っていい人ばかりなので当然だと思うけど、自分よりも年上の人が結構いて気が楽でした。というか僕の前に亜美ちゃんと握手した人みんな自分より年上だったのは意外だった。いや、でもないか…
話は前後して、月組の千秋楽ですが、こっちは素晴らしかったです。やはり千秋楽なので出演者のモチベーションが違うし、経験者が多い組だったのでみんな演技が上手かったです。今度の席は3列目だったけど、1・2列目とは30cmくらい段差があって、ほぼ真ん中の席だったので、舞台が観やすく、舞台からも見えやすいというヲ得な席だったかな。
ストーリーを把握しているのは結構大きかったですが、やはり上手い人の芝居は入り込みやすいし、物語の中の人物がちゃんと生きてる感じがしました。亜美ちゃんの演技もパワーアップしていたし、話しが進むにつれて、まるでライブコンサートのように劇場の一体感が高まってきて、観客も出演者も同じ物語の中にいる感じがしてとても心地良かったです。
物語の終盤で、シホが迷宮に入り込んだみんなを元の世界に戻すために、大魔法をかけて消えて行くというシーンがあるんですけど、これがまた良かったですねえ。
演出はシンプルな光の映像と効果音だけ。かな。舞台上にいるのはミチルとサオリと亜美ちゃんの三人だけ。これだけで、ディザスター映画のラストのようなスペクタクルシーンを演じるわけですが、物語に入り込んでいると、シンプルな演出でも感動できるものです。
魔法をかけるときのアニメチックなポーズも亜美ちゃんがやればまったく不自然じゃなく、舞台が暗転してシホが消えて亜美ちゃんも消えて…これで当分亜美ちゃんの舞台ともお別れ。場合によったらこれで見納め?とか思ったら、結構応えましたよ。マジで。


