HoneyWorks 『今好きになる。』 vo.初音ミク
ハニワの曲はやはりあの動画のせいで、好みが分かれるところですよね。めっちゃ好きかめっちゃ嫌いで二分化してるように思います。
かくいう私も元々好きじゃなかったんですけど、この曲はめちゃくちゃ好きなんですよね。カラオケでも歌っちゃったりします。
何がいいって、とにかくミクの声が良い。え、良くない???
こういうちょっと張った系の声(?)が好きなんですよね。
猫虫Pとか、くちばしPとか、ハヤブサさんとか、最近のOSTERさんとか。分かる人には分かるんじゃなかろうか。
あとサビがいい。サビから始まるのもいい。
それから歌詞も好きなのがあるんです。
いつか好きになる気づいた
これ一番のサビの入りなんですけど、よく考えるとめちゃくちゃエモくないです?
だって『いつか好きになる』って・・・、お前それもう好きになってんじゃねぇか!!っていうね。
『気づいた』じゃねーよ、もう一歩先にもう一つ気づくべきものがあるだろうがっ!!
それともなにか、「いつか好きになることには気づいたけれど、決してまだ好きではないんだよ」って言いたいのか?そんな論理が成り立つ可能性があるのか??ちょっと考察してみよう。
「まだ好きではない」わけだから、これから嫌いになる可能性もあるというわけだよね。つまり「あの頃はいつか好きになるって気づいたんだけどさ、やっぱり好きじゃなかったわwごめんw」ということ。うーん?
恋愛というのは難しいので、食べ物に置き換えてみよう。
目の前に見るからに美味しそうな食べ物がある。そして香りもものすごく食欲をそそるそれだ。
あなたはこれまでの経験から予測して思うことだろう、この見た目でこの香り、これで美味しくないわけがない!と。
これが、「いつか好きになると気づいた」状態。
限りなく好きである可能性が高いが、実際に食べてみたらゲロマズな可能性もゼロではない。
つまり「いやぁ~あの頃はこれ絶対好きなやつだわって思ってたんだけどさ、実際はそうでもなかったわwごめんw」が成り立つわけだ。
しかしここで一つの疑問が生じる。“恋愛と食べ物は等しく置き換えられるものなのだろうか?”
一度歌詞に戻ってみよう。
いつか好きになる気づいた
これをさっきの食べ物の理論に当てはめると、
「ある異性がいて、その人は顔も好みだし性格も私の理想とするところだし、このままいたらきっといつか好きになっちゃうだろうな~、いやほんと限りなくその可能性が高いな~、マジで」となる。
・・・・・・・・・。
いやだからそれもう好きだろっ!!!!
オホン。失礼、取り乱してしまいました。
そう、やはり食べ物と恋愛は置き換えられないのです。
なぜなら、食べ物の「食べる」という動作に当たるものが、恋愛にはないからなんです。
「食べる」というのは、その食べ物が好きか嫌いかはっきりさせてしまうという、とってもファンタジックな動作なのです。
一方恋愛はというと、気づいたら好きになっているものですよね。もちろん一目惚れなんて例もありますが、それは除くとして。
何度も会ったり、話したり、一緒に何かをしたり。そういう一連の流れの中で、気づいたらいつの間にか好きになっているんです。
もし「それはちげーよ、俺は私は相手を好きになった瞬間を明確に意識してたぜわ」という方がいたらぜひ詳しく教えてください。後学のために。
・・・ということで長い考察を経て戻ってきました、結論はこうです。
『いつか好きになる気づいた』
=それもう好きになってんじゃん言わせんな恥ずかしい
です!!
しかしあえて「いつか好きになる」そう書くことで、エモみがエモくてエモいことになってるわけですね。やっべエモすぎて鼻血出てきた。全然関係ないけどエモいって言葉、最初好きじゃなかったのに気づいたら無意識に口走ってる自分がいて、最初はそんな自分も嫌だったけど最近だともうどうでもよくなってきてむしろ積極的に使ってますエモ。
ではでは今回はこの辺で。