日曜日、天気は良くなかったけど、1本の老木を見に行って来ました


毎年、咲く時期が分からなくて、いつも、行くか行かないか悩んでしまいます

この場所に行くのに、2時間以上掛かるんですよ~


今年は、咲いてて良かった~(^^)




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車で移動中のこと、ラジオから宮城の養豚農家の高橋希望さんの声が流れてきました

とても可愛らしい声に耳を傾けてみると、静かに、震災直後のことを語りはじめました

その内容を聞いていたら、やばいです、うるっとしてしまいました。゚(T^T)゚。


地震による大津波で、豚舎ごと豚たちは流されてしまい、途方にくれる日々

そんなある日、津波で流された豚が、奇跡的に助かって、あるおじさんの家で何頭か居候しているという


何でも、豚が、知らないおじさんにくっついてきたらしいのです

おじさんは、こんなときだからこそ、助かった命は大切にしたいと、餌を与えたそうです

そして、気がつくと、豚の足元で飼い猫が一緒に添い寝するようになってました


人でさえ食べるものが無い状況で、おじさんは、ついてきた豚を見捨てなかった

その後、ボランティアの人たちの力で、この豚は飼い主である高橋さんの所にもどり、この豚は、後に100頭もの子供を生んだそうです


それから、もうひとつ、この豚たちが毎日聞いていたお気に入りの曲があり、津波で数キロ流されたトラックの中から、泥だらけのCDが見つかったそうです

だめだろうなと思いながらも、CDにかけてみると、なんとスピーカーから、その曲が聞こえてきました

涙が止まらなかったそうです


今では、少しずつ少しずつ前に進み、感謝の気持ちを込めて、有難豚(ありがとん)という名前で、販売しているそうです



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うかつにも、老木に辿り着くまでに、ジ~ンとしてしまいました


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余韻の残る中、梅の木を眺めていると、この梅の木はどうだったのかなって考えてしまいます


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きっと、いろんな事があったんだろうなって、

太い枝の折れている跡もあるし


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もちろん、震災も体験している


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当たり前のように、ずっと昔からここに存在し


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当たり前のように、花を咲かせる


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何も語らないけど


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ずっと存在していてほしいなっ


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心の風景に変わるまで..