実家にいる。
姉の家族も来ているようだ。
子供たちの声が庭から聞こえる。
「道路には出たらいかんよー!」
子供を追いかけ、外へ出た。
目の前の家、建て直すのか。
今日は建前らしい。
たくさん人がいる。
家の骨組みの上にも人がいる。
もうすぐ始まるらしい。
!?
骨組みの上に臼と杵。
あの上で餅をつくのか?
つきたてがもらえるのは嬉しいけど…

子供たちが道路を走っている。
車の通りは少ないし、大丈夫だとは思うが、
慌てて後を追う。

クラシカルな着物を着た女性が
小走りで近づいてくる。
高校時代の友達だ。
険しい顔をしている。
こちらには気が付いていないようだ。
急いでいるのかな?
声をかけない方がいいかな…

子供たちは、坂を上る。
私が子供の時は、
幅10㎝くらいの細い用水路の脇に
幅30㎝くらいのあぜ道と呼ぶにも厳しい
獣の道みたいな坂道だったのに、
1mくらいのコンクリートの道に変わっている。
歩きやすいが、少し寂しい。

ふと振り返る。

肉食恐竜の頭のような形の建物が見える。
窓から恐竜の骨格標本が見える。
こんな施設があったっけ?
行けば良かったー。