先日、NHKでやっていた番組に衝撃を受けた。
カエルツボカビ病がとうとう日本のカエルにも牙をむいているらしい。
今まではそういう症例がなく、日本のカエルは感染しにくいのでは?
という情報を聞いたことがあった。
しかし、番組では違った。
ある農業用貯水池でカエルツボカビ病の保菌者である
なんとかツメガエルが発見され、その池にすんでいる
日本のカエルを調べたところ大部分がこの病気に感染していたのだ。
世界で猛威を振るっているこの病気。
オーストラリアでは何百種類ものカエルが絶滅したらしい。
今の交通のネットワーク化で世界は狭いものになり
便利がいい反面こういうものが出てくると
それが一気に広がるという恐ろしさがある。
今、外では田んぼのあちこちからカエルの声が聞こえる。
彼らの愛らしい姿、季節感を感じさせる鳴き声。
そして、害虫などの捕食者として役割。
彼らがいなくなると自然の生態系がどうなるか。
考えただけでも恐ろしい。
カエルに限らずこのような外来の動物を
安易に売買したり、また買った者がそれを
自然界に放流・放逃させることを禁じ罰則を設ける、
また、既に生態系を乱している動植物については
根絶するべく対策を立てる必要があろう。
既に飼っている人のモラルや、そのカエルを飼っている
水槽の水を煮沸もしくは消毒して捨てるなど
徹底しなければ既にカエルが絶滅した国々の
二の前を踏む事になりかねない。
なのに、国が何も対策を取っているとも思えず
とても危機感を持っている。
※日本人の多くはこのことを知らないのだと思う。
これは生態系の問題で国内の農作物にも関係することなので
国民が声を上げなければ、と思う。