





長男が、学校で蚕を飼っています。
学年全体で100頭くらい飼っているようなので、基本的には先生が管理しているようです。
自分で蚕のお世話をしたい人は、自宅から飼育容器(プラスチックの空き箱)を持参し、責任持って餌を与えるようです。
虫が苦手な子はお世話をしなくてもよいシステムらしい。
長男はもちろん自分の蚕さんを飼っており、とても可愛がっていました(週末にうちにお泊りしたことも)。
先日、学校から帰ってきた長男が「ママ…。ぼくはこれから重大な決断をしなきゃいけないんだけど、相談に乗ってくれる?」と言うから何かと思ったら、蛹になった自分の蚕さんをそのまま成虫にするか、繭を取るために冷凍するかを選択しなければならないと。
成虫になった場合、メスだったら卵を300個産むけどオスだったら羽化しても10日ほどで何もなく死んでしまうと…。
自分の蚕がオスかメスかわからないから、もしオスだった場合悔やまれる。
でもメスだったら卵産むし、300頭飼いたいと………😂
300頭の蚕……いやちょっと…ねぇ…。許可しづらいな😂
繭のまま冷凍するというのは、成虫になって繭から出てきてしまうと、繭の質が変わるらしく色が黄色くなったり、糸にした時に切れやすくなっちゃうらしい。繭として残したい場合は成虫になる前にお亡くなりになってもらうようです。
数日悩んでいましたが、結局冷凍して繭を取ることにしたそうです。
一生懸命お世話をして可愛がっていた蚕をどうするのか…自分で決めなければならない。
子供ながらに苦しい決断だったでしょう。
私、蚕について全然知らなくて。
蚕って、家畜昆虫なんですって。
(だから数え方も一匹じゃなくて一頭)
人間が飼わないと生きられない昆虫で、幼虫を野生に戻しても捕まる力が弱くて落下したり、餌(桑の葉)を探し当てられず餓死したりしちゃうらしい。人間が与えた餌をただひたすら食べて育つ。
そして成虫になると、口がなくなるから餌を食べることができず10日ほどで死んでしまうと…。メスだった場合はその間に卵を産むようです。
しかも身体が重いからちゃんと飛ぶこともできないんだって…。
まさに繭を取るためだけに生かされた存在。
ヘラクレスサンっていう強い蟲神器のカードがあるんですが、その子が成虫になると口がなくなってすぐ死んでしまうらしく驚愕したのですが、蚕もそうなのね?!
ていうか、成虫になるとまぁまぁ口がなくなっちゃう蛾はいるのかな?!何のために?!そこは残しといてあげて欲しいよ…。
蚕のそんな事情、ご存じでした?!
常識なのかな…
私、全く知らず長男から色々教えてもらって本当に?!と興味がわいて、色々調べたら本当だった。
蚕の一生を想うと切ない気持ちになります。
すぐ感情移入しちゃうから、泣きそうだったよ。
色々なことを学習できる、とても良い機会だと思いました。
私は自分が子供の頃、蚕飼ったことあったのかな?全く記憶にないのでなかったと思いたい。
別に子供の頃は昆虫そんな苦手でもなかったし(ダンゴムシ、バナナムシくらいは採ってた)、カタツムリも飼ってたし(無事繁殖させて庭に放ったら毎年カタツムリが大量発生する庭になりました…)。
蚕を飼ってたら印象に残ってたんじゃないのかなぁ。
私、子供時代の自分は、本当に興味関心の薄い子供だったんだろうなーとずっと思ってたんです。
ボーっと生きてたんだなって。
それに比べて長男も次男も何事にも興味関心があってすごいなって。
でも最近思うんです。
私もきっと少しは興味関心あったんじゃない?って。
だって、今こんな蚕について調べちゃったりするんだよ?
昔と今で決定的に違うのは、疑問に思ったことや興味を持ったことを調べる際のハードルの高さ。
昔は興味や疑問を持ったら、知っている人に聞くか、わからなければ本で調べる必要があった。それも調べるには図書館に行かなきゃいけないし、行っても的確な本を見つけられるかわからない。
そこまでして知りたいか?まぁいいかー。って私はなってしまうタイプだったんじゃないかな…。
親だって大人だって知らないことたくさんあるだろうし、それを気軽に調べることができない時代だから興味や疑問に付き合うのも大変だったんじゃないかなぁ。
小さな興味のタネを育てるのが難しい環境だったのだろう。
今はインターネットか普及して、興味を持ったら自分ですぐ調べられるし、図書館に行かなくても本は手に入るし(しかも的確なものが)、大人だって聞かれて答えられなくても調べれば答えてあげられる。
興味のタネが育ちやすい環境なんでしょうね。
あんまりにも自分の子供時代が残念すぎてガッカリしてたんですが、仕方がないところもあったんじゃない?って思うことにした😅
でも今の時代の親でよかったよ。
私みたいな無知で教養がそんなにないタイプの親でも子供の興味関心に寄り添うことができている…!
なんとありがたい環境!!
そして一緒にまた色々体験させてもらっているんだからね。感謝よ。
とりあえず、近日中に富岡製糸場に行きたいと思います!!
蟲神器のイベントもやってるし。
ジュニア講座「東大工学部×工学部丁友会 親子で楽しむ!夏休みの自由研究」 | 東京大学 https://share.google/bTTdfsDqQf26FSbXK
自然に学ぶみんなの学校 in 東大 | 東京大学 https://share.google/yz8FBwcdHyj3FZBTR
2025年度 公開講座一覧 | 公開講座 | 広報・社会連携 | 大学案内 | 国立大学法人 東京農工大学 https://share.google/Sn6O6UizLSR3VUrYL
農大オープンカレッジ https://share.google/0Egtmlo0HNDpApqyF
小4〜のものも多いけど、子供たちが興味持ちそうなものが多かった大学の講座をピックアップして来年に備える…!
東大の自然に学ぶみんなの学校は応募したかった!!!!
むし、ほし、いし…!
全部うちの子供たち好きなやつ!
行かせたい、でも応募には本人の志望動機を書いたものを添付しなければならないそうで、この存在に気づいたのが6/29夕方…。
さすがに無理でした😭
来年も似たようなものをやってくださることを期待して…!