令和２年も、既に１カ月過ぎ去ってしまいました。ジイにとって、昔は、２月１日は、喜びの日でした。でも、現在は、この日は複雑な心境で過ごす日になってしまいました。
なぜかって…・？ジイが歳をくわえる日だからです。世間様では、『誕生日』とか言っています。あと１つ～２つしたら、傘をさす年になってしまいました。
今年の”易„では、『歳をとったからと言わず、前向きに生きること』でした。ジイはこれを信じて、前向きに生きることにしました。
暖冬のせいばかりではなく、作物も自然も着実に、春に向かっています。前回、芽が出たと言いました春大根も、もう一回目の間引き寸前になりました。レタスも、サクの間が消えそうな勢いで成長しています。成長の早いサニーレタスは、もう十分食べられます。ほうれん草も、大きいところから収穫すれば、十分食べらえます。
紅梅も白梅も数日前からの、極端な暖かさの中、一気に開花が進み、もう万満開間近です。きっとこの香りに誘われて、メジロが来、シジュウカラもやってやってくると思うと、歳甲斐もなくワクワクしてしまいます。
お百姓さんはつぶやきました。いくつになっても、歳を重ねることが嬉しく感じられることがいいのかもねえ。だって、野菜たちの立場で考えたら、自然が動くからこそ、芽を出したり、花をつけたり、実をつけたり、葉を大きく広げたりしているんだものねえ。仮に、季節が進まなかったら、種を蒔いても芽が出ないし、そのまま花もつけず成長もない、そんなことがあったら、人間生きてゆけなくなるかもしれないねえ。多くの野菜たちは、そうした一年のサイクルで成長し、私たちに、素敵な美味しい味を、提供してくれているんだよねえ。
そこからいくと、人間の生涯は長いから、野菜たちの１年のサイクルを積み重ねて、生きているんだよねえ。野菜たちは１年のサイクルの中で、私たちにおいしい食を提供してくれていることを、考えると、ジイもそのサイクルを積み重ねているんだから、少しは、他の人から喜ばれるような、生き方をしなくては、野菜たちから笑いものになっちゃうねえ。ふとそんなことを感じた、２月１日です。