3月から4月の始めにかけて、北欧へ行ってきました。メインはフィンランドでしたが、アイスランドとエストニアにも立ち寄りました。今回はアイスランドについて書きます。

 

 

アイスランドは物価高

 

 アイスランドは、ここ10年、旅行の行先として人気が急上昇している国。他ではなかなか見られない特殊な自然景観が脚光を浴びています。観光業の労働者不足を補うため、ポーランドやウクライナから労働者を受け入れ、人口はここ10年で15パーセントも増加したそうです。

 

 そのおかげで経済は活況。ただインフレ率も高く、とにかく物価が高い。スイスやフィンランドと比べても高いと感じました。

 

物価の高いアイスランドで唯一心安らぐ価格だったのはブルーベリーです。大きなバケツにたっぷり入って1300円くらい。食べても食べてもまだある感じで、二人で三日間、思う存分ブルーベリーを堪能しました。ツアーバスの中でも同じブルーベリーのバケツを抱えて食べている人がいました。やはり割安感があったのでしょうね。

 

 ちなみに、有名な世界最大の露天風呂「ブルーラグーン」は送迎を含めると二人で5万円! オフシーズンにも関わらず、この価格でも予約が埋まる人気ぶり。迷っているうちに売り切れてしまいました💦

 

 

バイキング・ヴィレッジ


 アイスランドといえばバイキング、というわけで、アイスランドの宿は「ホテル バイキング」に取りました。レイキャビクからバスで20分くらい離れたハフナルフィヨルズル(Hafnarfjörðu 港のフィヨルドという意味)という港町にあります。

 

ホテルの外観。「HOTEL」と、なんちゃってルーン文字で書いてあります。

 

お隣にある同系列のレストランと合わせて「バイキング・ビレッジ」と呼ばれています。

 

屋根の上のエビみたいなのは、どうやら竜のようです・・・?

 

 

ラウンジにおわすヴァイキングのおんじ。

 

素朴で力強い内装。

 

各部屋にはそれぞれ名前が。わたしたちの部屋は Ingólfur Arnarson 。アイスランドの最初の入植者のリーダーの名前です。

 

部屋は普通っちゃ普通ですが、椅子やタンスががっしりしていて力強い。

 

共用の温泉露天風呂とサウナ。近くの温泉からお湯を引いているそうで、部屋の水道水も硫黄の香りがしました。

 

朝食レストラン。荒くれた船乗りたちが集う波止場の酒場風。

 

通称ケーブ(洞窟)と呼ばれる一角。意味深なシンボルたち。

 

ん? これはヴァイキングというより、もはやダーク・ファンタジーの世界観では・・・。

 

 お隣のレストランの内装は更に攻めていました。

 

なんかすごい・・・💧

 

吟遊詩人が歌を歌ってくれたりもします。

 

料理も豪快な盛り付け。ボリューム満点で、とても美味しかったです。

 

 どこまでマジなんだか、意外となんちゃってなのか、時代考証はどうなっているのか分かりませんが、独特のムードが楽しいホテルでした。

 

 

ゴールデン・サークル

 

 到着日の翌日、ゴールデン・サークルと呼ばれる一番人気のスポットを三か所巡るツアーに参加しました。

 

 シンクヴェトリル国立公園

 

 最初にやってきたのはシンクヴェトリル(Þingvellir)国立公園。北米プレートとユーラシアプレートの境目で、大陸の裂け目を歩くことができます。930年に世界最古の民主的な議会が開かれた場所としてユネスコの文化世界遺産にも指定されています。

 

大陸の裂け目の入り口。ここはまだ北米プレートの上。雪が降っていて寒かった・・・!

 

左側が北米プレート、右側の低い岩山がユーラシアプレート。

 

年平均2センチずつ離れていく北米プレートとユーラシアプレートは地球の裏側で再び出会い、衝突します。日本のフォッサマグナです。

 

 ゲイシール地熱地帯

 

 英語のgeyser(間欠泉)の語源となったゲイシール間欠泉(Geysir) 周辺。ゲイシールは今は噴き上げておらず、代わりにストロックル間欠泉が活躍中でした。

 

ストロックル間欠泉は観光客を長くお待たせしません。律儀に数分置きに噴き上げます。

 

噴き上げる一瞬前。煮えたぎった池の真ん中がまあるく盛り上ります。

 

池の半円ドームが割れ、中から湯が吹き出します。

 

一帯のあちこちから立ちのぼる湯気。

 

赤い池もあります。

 


グトルフォスの滝

 

 グトルフォス(Gullfoss)はアイスランド語で「黄金の滝」の意味。滝の多いアイスランドでも随一の規模を誇ります。

 

虹がかかっていました。

 

突然パラパラと音を立ててあられが降り出し、たちまち吹雪に変わりました。

 

でも30分後にはまたケロっと晴れてこの快晴ぶり。

 

 

レイキャビク散策

 

 ツアーの翌日は市バスに乗ってレイキャビクへ。

 

 ハットルグリムス教会

街の中心にあるルター派のハットルグリムス教会。入場無料ですが、塔に上るのは有料。

 

教会の塔から見た景色。カラフルな建物が美しい。まるでレゴで作ったみたい。

 

道がカラフルだと歩くのが楽しい。

 

 フリーマーケット

 

 ヨーロッパ旅行でフリマに立ち寄るのは我が家の恒例。レイキャビクでも立ち寄りました。土日のみ Kolaportið というところで開かれます。手工芸品、アンティークなどが売られていました。

 

手編みのノルディックセーター。

 

アンティーク。

 

ファミコンやプレステの懐かしいゲームソフト。ポケモンカードの専門店もありました。

 

アイスランドは古本ですら高かった・・・! 1300ISK(1300円くらい)という値札に斜線が引いてあったのでセール品かと思って値段を尋ねたら、3000ISK(3000円くらい)。古本を値上げするとか、あるんだー(笑)

 

 宇宙一おいしいホットドッグ

「宇宙一美味しい」という触れ込みの Bæjarins Beztu Pylsur という小さな店のホットドッグ。2004年、当時の米統領ビル・クリントンが訪れたことがきっかけで一躍有名になりました。店名は「街一番のホットドッグ」という意味、英ガーディアン紙に「ヨーロッパ一」と絶賛されましたが、なぜか日本では「宇宙一」と紹介されています(笑)

 

 

 スターバックス

 

 スタバに立ち寄るのも割と恒例ですが、残念、アイスランドにはまだスタバがありませんでした。

 

アイスランド初のスタバが開店準備中でした。今頃はもう開店しているかな?

 

スタバが開店するのはAldaというホテル。トイレに困って駆け込んだら、親切にも無料で使わせてくれました(フロントでトイレの鍵を借してくれます)。

 

 

今回のコーデ

 

 アイスランドには3日しかいなかったので、ほぼ着た切りで過ごしました。コーデはアイスランドの国旗にちなみ、紺と赤と白で纏めました。

 

 ハイネックカットソー:GU(リブレースハイネックスタイルヒート)
 カーディガン:Ehka Sopo

 パンツ:Uniqlo(ヒートテック)

 ブーツ:GU

 バッグ:Lesportsac

【色番】D133 ローディー(Roadie)
【型番】7520 クラシックホーボー(Classic Hobo)

 

 防寒用にダウンコートとウルトラライトダウンを持っていきました。街中は日本の真冬と同じくらいの寒さ。ウルトラライトダウンで充分でしたが、ゴールデンサークルツアーは寒く、外ではダウンコートを着ていました。荷物にはなりましたが、両方持って行って正解でした。

 

カーディガンも赤いポイント入り。
 
パンツとブーツの色を揃えたら、足が長く見えて良かったです^^。
 
 次回はエストニアのタリンについて書きます。