ニュージーランドへ行ってきました。

 

 行き先は北島随一の観光地ロトルアです。この小さな町で10日ほどのんびり過ごしました。

 

秋のロトルア

 

 5月のニュージーランドは秋たけなわ。紅葉がきれいでした。

 

 

 

地熱活動


 ロトルアは地熱地帯。街のあちらこちらから温泉が湧き出し、硫黄の匂いが漂っていました。

 温泉鑑賞

 街中にある大きな公園・クイラウパークでは、大小様々な温泉が湧き出ている様子が見られます。

 

 

 地熱との共存

 ロトルア湖湖畔にあるマオリの村オヒネムツでは、村のいたるところで温泉が湧き出していました。こういうところで生活するって、どんな気分でしょうか。

 

 ロトルア在住の方のブログに「ロトルアに住むということは、夜中に突然家の下から温泉が噴き出し、家が水没するかもしれないということだ」と書いてあったのを思い出します。

 

民家の庭で湯煙をあげる温泉。「この蒸気を利用して食べ物を蒸かすんだ」と、この家の人が家から出てきて教えてくれました。

 

この噴出口の上に食べ物を置き、覆いをかけて蒸すのだそうです。

 

マオリの彫刻が施された美しい教会。

 

 この教会には素敵な仕掛けがあります。湖に面したガラス窓にイエスキリストの姿が透かし彫りになっていて、まるでイエスが湖面を歩いてこちらにやってくるように見えるのです。

 

 

 

地熱パワーはコンクリートをも割り裂いて地表に出てきます。

 

 

湧いたお湯はロトルア湖へと流れ込みます。

 

水温の高い湖は、鳥たちのサンクチュアリ。

 

 地熱クッキング1

 

 わたしたちも地熱を利用して、料理をしてみることに。

 

公園で手頃な大きさの蒸気吹き出し口を見つけました。ここで卵を加熱してみる。

 

吹き出し口の温度は80度くらい。

 

生卵のほか、茹でたジャガイモやサツマイモも置いて温めてみる。ホイルに包んで蒸気の吹き出し口へ。

 

卵の番をする夫。通りすがりの人々は興味深々。「地熱で卵とお芋を蒸かしているの」と言うと、「ハンギ料理(マオリの料理)だね」。・・・うふふ、「なんちゃって」だけどね^^;

 

↑本物のハンギ料理。

 

30分ほど蒸かしたので、取り出してみる。

 

 芝生の上にレジャーシートを敷いて試食タイム。

 

ん~、ちょっと温度が足りなかったかな? 温泉卵になっちゃいました。

 

 

 地熱クッキング2

 

 わたしは温泉卵が苦手。なので固ゆで卵が食べたいな~、ってことで、場所を変えて再度チャレンジ。

 

コンクリの割れ目に湧き出しているお湯の中に入れて茹でてみます。

 

お湯の温度はほぼ100度。

 

15分経ったので、取り出してみます。

 

お、完璧! 固ゆで卵が食べられました。

 

 湯治

 

 温泉があるならやっぱり浸かりたいのが日本人。ポリネシアンスパは100年以上の歴史を誇る湯治場。アルカリ性と酸性、両方の温泉がありました。

 

ロトルア湖を眺めながら、水着で入ります。

 

日中よりも、夕焼けが見られる夕暮れ時が人気。

  

 シークレット・スポット・ホット・タブズも一種の湯治場です。お湯は温泉ではなく、湧き水ですが。森に囲まれて貸し切りのバスタブに浸かる至福のひと時。

 

飲み物を飲みながらバスタブに浸かれるのが何よりの魅力。これはホットワイン。

 

食事をしながら足湯に浸かれるエリアもあります。足だけでも湯に浸かると、本当~に疲れが取れます。

 

スズメも遊びに来ていました。

 

 間欠泉

 

 地熱パークテ・プイアでは南半球最大の規模を誇るポフツ間欠泉が見られます。

 

1時間に一度くらいの割合で噴き出し、15分くらい続きます。すごい迫力・・・! 

 

 

 

 ・・・あれ? ありえないものを目にしました。

 

高熱の湯を激しく噴き上げる間欠泉の近くに人間がいるような・・・?

 

カメラをズームしてみる。・・・男の子?

 

間欠泉の妖精? 石灰岩をよじ登ったり、お湯の中で泳いで遊んでいました。

 

間欠泉の前にある石のベンチ。地熱の効果で、ここに座るとじんわり暖かい。

 

 

 

 激しく噴き上げる間欠泉の勇姿、プツプツと煮えたぎる泥温泉の音。辺りに漂う硫黄の香り。肌寒い季節に浸かる湯の心地よさ、地熱で調理した卵の味。五感をフルに使い、地熱を存分に堪能しました。

 

ポフツ間欠泉(左下)とロトルア湖。

 

天体観測

 

 ニュージーランドは南半球。日本とは違う空の様子をぜひ見なくっちゃ。

 

 南十字星

 まずはやはり南十字星。

 

 ・・・と思って夜空を見上げたら、星がたくさん見えすぎて、どれが南十字星か分からない💦 

 

 でも見つけ方をネットで調べたら、すぐ見つかりました。

 

カメラで切り取った夜空の一部。どれが南十字星か分かりますか。

 

 

 まず一等星であるケンタウルス座のα星とβ星を見つけます。アルファ・ケンタウリはとても明るく、目立ちます。ベータ・ケンタウリもかなり明るいので、二つ明るい星がペアになっていたら、それがケンタウルス座のα星とβ星です。

 

 α星とβ星を結んだ延長線上にある赤い星、それが南十字星の上の星です。下と左の星は1等星で明るく、右の星は暗く、肉眼ではほとんど見えません。

 

 

 逆向きの月

なんか見慣れない形の月。日本と左右が逆?

 

 

 

ニュージーランドっぽい食事

 

 「ニュージーランドっぽいものを食べたいな」と思ったものの、はて、ニュージーランドっぽい食べ物って何だろう?と思って、無い知恵絞って考えた結果です。

 

 ラム肉

 ニュージーランドといえば羊。ということでラム肉を食べました。

 

レストランのラム・ラック。

 

屋台のヤキトリならぬ「ヤキラム」(?)。

 

スーパーで買ってフライパンで焼いたラム肉。

 

 ニュージーランドの羊肉はクセがなく、どこで食べてもとても美味しかったです。

 

 

 キウイフルーツ

 ニュージーランドといえばキウイフルーツ。ということでキウイジュースを飲みました。

 

カフェのキウイジュース。

 

スーパーで買ったキウイフルーツと冷凍キウイクラッシュ。

 

 キウイフルーツは初日にどっさり買い、毎日食べていました。

 

 

 パンケーキとスコーン

 ニュージーランドは元イギリス領。ということで、パンケーキやスコーンを食べました。

 

 

 ホーキーポーキー

 これぞニュージーランドオリジナル、ホーキーポーキー味のアイスクリーム。キャラメルの粒の入ったバニラ。

 

左がホーキーポーキー。右はフェイジョアのシャーベット。

 

ニュージーランド航空の機内でも出てきました。

 

 

今回のコーデ

 

 今回も旅の服装は2パターンだけ。一度の旅でいろいろ着てしまうと、服を着尽して、どの旅も服装が同じになってしまうからです。

 

 今回の宿は洗濯機があったので、心強かったです。それでも万一両方汚してしまったときのことを考え、いつもながらアウターにもなるものをパジャマとして持っていきました。

 

 ブラウス:Uniqlo(レーヨンブラウス)

 七分袖セーター:ノーブランド

 パンツ:Uniqlo(ウルトラストレッチデニムレギンスパンツ)

 靴:アピタオリジナル マシュマロクッション スニーカー

 バッグ:Lesportsac

【色番】P257 ハローデイジー(Hello Daisy)

【型番】7520 クラシックホーボー(Classic Hobo)(街歩き用)

 

このコーデは、ニュージーランド航空の機体に合わせてモノトーンっぽく。

 

 ジャケット:Uniqlo(ウルトラライトダウン)

 カシミヤカーディガン:ノーブランド

 セーター:ノーブランド

 パンツ:Uniqlo(ヒートテック)

 

このコーデは紅葉に合わせて。

 

何をどう組み合わせても色が合うように選びました。5月のニュージーランド北島は東京の11月くらいの気温。日中はブラウスと薄手のセーターで、寒くなったら羽織ものをプラス。

 

今回のレスポ

 

 今回のエアの荷物制限はきつくありませんでしたが、ロトルア空港到着から終バスまでの時間がタイトで、預けた荷物をピックアップする時間がなさそう。なので手荷物制限の7キロまでに抑え、行きは全部機内に持ち込みました。でもフライトが遅れ、終バスには結局乗れませんでしたとさ😅

 

夫(右側):

【色番】U022 トトロ ボタニカル(Totoro Botanical)
【型番】3352 クイーンバッグ(Quinn Bag)(貴重品入れ)

 

【色番】D939 バーミースプリング(Balmy Spring)

【色番】7990 ラージ ベーシック バックパック(Large Basic Backpack)(街歩き用)

 

【色番】K808 プルームズ(Plumes)

【型番】7185 ラージウィークエンダー(Large Weekender)(ボストン)

 

妻(左側)

【色番】P257 ハローデイジー(Hello Daisy)

【型番】7520 クラシックホーボー(Classic Hobo)(街歩き用)

 

【色番】P257 ハローデイジー(Hello Daisy)

【型番】7185 ラージウィークエンダー(Large Weekender)(ボストン)

 

 

 

 ニュージーランド滞在は、他の外国に比べ、気が楽でした。理由は主に以下の4つです。

 

1. 治安が良い

2. 水がタダ(水道水が飲める)

3. トイレが無料でたくさんある

4. チップの習慣がない

 

 つまり日本と似ている。外国にいる緊張感を感じず、ラク~な気持ちで過ごせました。

 

 

ロトルア博物館。

 

観光案内所のトランポリン。

 

 あー楽しかった! のんびりまったりしたアラ還夫婦の湯けむり紀行でした。