お 8月の終わりから9月にかけて、スイスへ行ってきました。主な行き先はマッターホルンのお膝元ツェルマットです。ハイキングをしながらマッターホルンを眺めるのが、今回の旅の主目的でした。

 

マッターホルン

 ツェルマットに滞在していた6泊7日の間、様々な天候を経験し、変化に富んだマッターホルンの姿を見ることができました。

 

 

ツェルマットに到着したのは夜の7時半ごろ。小雨が降っていました。昼間は雪だったそうで、まだ地面に残っていました。空は厚い雲に覆われ、マッターホルンは一体どこにあるのやら。

 

 

 曇り

到着の翌日ツェルマット2日目は曇り。マッターホルン鑑賞は諦め、ゴンドラにでフーリ(Furi)まで行き、小さな集落付近を散策しました。標高1,867m。

 

背後の岩肌にはまだ雪が残っています。

 

長さ100メートル、高さ90メートルの吊り橋。

 

吊り橋から谷をのぞき込むと気を失いそう。

 

小雨が降る中、雨の日の夕方が一番美しいと言われるゴルナー渓谷(Gorner Gorge)を通ってツェルマットに帰還。

 

 

3日目は高山鉄道でゴルナーグラート方面へ。まずはローテンボーテン(Rotenboden)駅で途中下車。雪の中「逆さマッターホルン」で有名な映えスポット・リッフェル湖(Riffelsee)まで歩きました。

 

こちらはリッフェル湖のそばにある小さな湖の「逆さマッターホルン」。周囲には誰もおらず、逆さマッターホルン二人占め状態でした。

 

 

一駅上がって終点のゴルナーグラート(Gornergrat)展望台(標高3,135m)に着くと、マッターホルンはほぼ霧の中。うっすらとした山のシルエットが見えますでしょうか。

 

もはや先っちょしか見えない💦

 

 当初はここから村まで徒歩で下る予定でしたが、霧が濃く、雪で滑るので、帰りも鉄道で帰ることにしました。

 

 ・・・なんてサラッと書いていますが、実は苦渋の決断でした。高山鉄道は、半額パスを行使しても、二人で片道1万円以上かかるからです。予定にない大出費😭

 

 まだ半額パスを持ってて良かった。まあその半額パスというのも、一人あたり2万円だして買ったものなのですが。スイスってほんっとに高い・・・😢 なので、森林限界まで列車で下り、そこから歩いて帰りました。これで3000円ちょっと節約~(みみっちい💦)。

 

 

 晴天

4日目は朝から晴天。ついにモルゲンロート(Morgenrot)と呼ばれる朝焼けを見ることができました。

 

この日にやってきたのは、マッターホルンを最も間近で見られる展望台シュヴァルツゼー(Schwarzsee)。

 

ここはマッターホルンだけでなく、360度を4000メートル級の峻厳な雪山に囲まれ、景色だけで言えば、わたしはここが一番好きかもしれない。

 

ゴンドラでもう一駅上がってトロッケナーシュテーク(Trockener Steg)へ。ここは・・・なんていったらいいんだろう、ちょっと地球じゃないみたい。ピリッとした空気、コトコト音を立てて流れる雪解け水。ここからだと山の形も違って見えます。

 

5日目も夜明け前から晴天。満月がマッターホルンの近くに出ていました。もうすぐモルゲンロートが始まりそうです。

 

モルゲンロート。違う場所から見たからか、山に朝日の当たる角度が前日とは違って見えます。

 

同じ場所から見た昼間のマッターホルンとツェルマット。

 

 

 夏日

晴天を通り越し、夏日だった6日目。ケーブルカーのスンネッガ(Sunnegga)駅近く、標高2,232mのライ湖(Leisee)から見たマッターホルンはスフィンクスのような形でした。

 

スンネッガから更にゴンドラとロープウェイを乗り継ぎ、ロートホルン(Rothorn)展望台へ。標高は3,103m。

 

 

ハイジごっこ

 

 スイスといえばハイジ~!

 

アルプスの山々を眺めながら漕ぐブランコ、サイコー!

 

そり滑り。お尻の下に敷いているのはレジャーシート。

 

 

 

 

食事

 スイスはとにかく物価が高く、普通のレストランでも二人で1万円では上がらないと聞いていました。なのでスーパーで食材を買ってアパートで自炊。一度も外食をしませんでした。

 

 でもちゃんとスイスっぽいものは食べてきましたよ!

 

 チーズフォンデュ

スイスといえばまずはこれ、チーズフォンデュ。スーパーに売っていた「フォンデュの元」みたいのを使いました。お手軽^_^

 

白ワインが効いていて、とっても美味でした。

 

 

 ラクレット

ラクレットもこの地方の名物。フォンデュの元が大量に余ってしまったので、ラクレットチーズの代わりに専用グリルで焼きました。

 

焼いたチーズを具材にかけて。連日のチーズでわたしは1キロ太りました(^_^;)

 

 借りたアパートにはキッチンがあり、フォンデュ鍋やラクレットグリルまで備わっていて、スイス暮らしの気分が味わえました。

 

 バーベキュー

ツェルマット付近には無料で使えるバーベキューエリアがいくつかあります。

 

自由に使っていいグリル台。

 

薪も好きに使ってよい。

 

雪解け水に浸しておいたら冷茶がキンキンに冷えました。

 

着火剤とライターは日本から持っていきました。着火剤は警視庁オススメの紙薪を自作。

 

マッターホルンを眺めながら食べるバーべキュー、控えめに言って、最高!!

 

 

 サンドイッチ

毎日ハイキングに持っていった手製のサンドイッチ。焼いた生ソーセージがとってもジューシー。

 

マッターホルンを眺めながら食べるお弁当、控えめに言って、最高!!

 

 

ツェルマットの街並み

ツェルマットの街はシャレーと呼ばれる山小屋風の建築で統一されています。街の中を歩いているだけでも楽しい。

 

ホテルの窓辺は花でいっぱい。

 

マックもこんなに可愛い。

 

古い建物も街のあちこちに残っています。これは穀物倉庫。穀物をねずみに食い荒らされないよう高床で、ネズミ返しとして円盤型の石がついています。

 

ツェルマットを経つ日、目抜き通りでパレードに出くわしました。教会に新しく着任する牧師さんを歓迎しているのだそう。

 

猫はたいてい首輪をしていました。野良猫はいないのかな? この気候じゃ、人間の庇護なしに冬を越せなさそうですもんね。

 

スイスの小鳥は日本の小鳥より毛がもふもふ。寒いから?

 

 

 

今回のコーデ

 

 今回の旅行は、こんな感じのラインナップを持っていきました。

 長・半袖カットソー:いずれもAxes femme

 パーカー:Uniqlo(エアリズムUVカットメッシュパーカ)

 ダウンジャケット:Uniqlo(ウルトラライトダウン)

 サイクルジャケット:ワークマン

 パンツ:いずれもUniqlo(イージーカーゴパンツ)

 軍手:ワークマン

 登山靴:ノーブランド

 バックパック:Lesportsac

【色番】P188 モロッカンサン(Moroccan Sun)
【型番】7812 ベーシック バックパック(Basic Backpack)

 

ワークマンのジャケットと登山靴は夫と色違い・柄違い。夫のパンツもワークマン。

 

 標高差がある山歩きは、体温調節がしやすい重ね着が基本。なので羽織ものを3種類用意し、気温に応じて脱ぎ着しました。

 

 特に便利だったのがワークマンのサイクルジャケットです。ファスナー付きポケットが5か所もついていて、しかも脇のポケットはA5のノートが入る大きさ。サイクリング用に開発されて改良を重ねたらしく、通気性がよく、保温性もあって、神でした。しかも見切り価格で、なんと1着1000円くらいだったんです! ありがとうワークマン!

 

 

 

持って行ったレスポ

 

 今回はレスポ率は低め。暑い時と寒いときの気温差が30度近い旅だったので、暑さにも寒さにも対応できるよう、レスポのラージ・ウィークエンダーよりも大きなボストンにパンパンに色んな衣類を詰めていきました。重さ約8キロ。

 

Lesportsac左から:

黒いバッグ

【色番】D537 ルキュート(Lecute)

【型番】8056 スモールジェニー(Small Jenni)

 

茶色バックパック

【色番】P188 モロッカンサン(Moroccan Sun)
【型番】7812 ベーシック バックパック(Basic Backpack)

 

水色バックパック

【色番】D939 バーミースプリング(Balmy Spring)

【色番】7990 ラージ ベーシック バックパック(Large Basic Backpack)

 

オレンジ財布

【色番】3052 デイトリッパー(Day Tripper)
【型番】6505 クレア(Claire)

 

紺財布

【色番】D545 ノーティクール(Nauticool)
【型番】6505 クレア(Claire)

 

 

 あと、スイスの物価に怖れをなし、キャリーケースいっぱいに日本食を詰めていきました。いつも我が家は現地調達主義で、日本食は全然持って行かないのですが。

 

キャリーいっぱいの食材たち。計ってみたら、キャリーの重さ込みで11キロ( ̄▽ ̄;)。結局食べきれず、1キロ分日本に持ち帰りましたとさ(;^_^A

 

 ボストンは夫が持ち、キャリーはわたしが転がして行きました。どちらもフライトの際は預けました。

 

 

 次回はベルンとリヒテンシュタイン公国の街歩きについて書きます。