2007年あたりの柄を境に、レスポートサックには品質の向上が見られます。

 具体的には以下のような変化がみられます。

1、ポケットにも裏地がつくようになった

2、ポリエステル100%と洗濯タグに記載されるようになった
(パテント以外。ナイロンからポリエステルに生地が変わった?)

 この二つの品質向上により、古くなった時の内部のベタつき、異臭の発生などが大幅に軽減され、耐久性が増したと考えられます。



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裏地がついていないと、生地裏の加工が傷ついて剥がれてしまいます。


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生地裏の加工が剥がれて薄くなったところは、表にも透け、シミのように見えてしまいます。



 公式な呼び方ではないと思いますが、わたしは便宜的に、品質向上前の柄を旧柄、向上後の柄を新柄と呼んで区別しています。

 どこまでが旧柄でどこからが新柄かまだはっきりとは分かりません。過渡期の柄もあるようで、旧柄仕様のものと新柄仕様のものが混在している柄もあるようです。

 まだ確証はありませんが、2007年9月に出たファンタジー(4771 Fantasy)あたりが切れ目ではないかと今のところ思っています。

 品質向上とほぼ時を同じくして、クラシックホーボーは形がマイナーチェンジしたので、クラシックホーボーに関しては、外見からも判別できます。

1、全体的な形が四角っぽくなった

2、両面にロゴテープがつくようになった




 旧柄と新柄では色の傾向も違うように思います。新柄は、原色の使用が減り、日本人の肌に合うニューアンスカラーを使った柄が増えたように思います。また、幾何学的な模様が減り、ストーリー性のある柄が増えたようにも思います。日本企業である伊藤忠が買い取ったことと関係があるのかもしれません。