ほとんどが はいいろで、
さもなければ、くろか しろでした。
そのころを はいいろのとき といいました。
...で始まる、大好きな絵本。
まほうつかいは、そんな、はいいろの世界に、「いろ」を発明する。
でもまほうつかいも町の人たちもみんなその「いろ」に翻弄されてしまう。
「あおいとき」にはみんな悲しく。
「きいろいとき」にはみんな頭痛が。
「あかいとき」にはみんな怒ってばかり。
困ったまほうつかいは来る日も来る日もつぼをかき混ぜる。すると...
色というものに、人の心も身体も影響を受けちゃうってこと、この絵本は語っている。
色彩のない味気ない世界から、カラフルな世界へ…。
読後は、ほわんと幸せな気分になる1冊。
1月6日は「色の日」なんだって。
「はいいろのとき」は終わり、
今は
「いろとりどりのとき」
普段当たり前に思っている、色のあるこの世界。
実はとても幸せなのかも...
ぽみえ