というわけで、久しぶりに出た大槻ケンヂの書き下ろし本、
「サブカルで食う」
を読んでみました。
新書サイズです。
最近は新書もいろいろ、やわらかくなりましたね。
バンド活動から始まり、テレビタレント、映画俳優、作家などなど……
さまざまな活動をしてきた大槻ケンヂならではの、
「サブカルで食うにはどうしたらいいか?」
という考察が真面目に書かれています。
結論は……
「実家で15万円」!
(^-^;)
……まあ、
「サブカルで食うっていうコトはそうカンタンなコトじゃないよ~」
というコトが書かれてますよ。
やっぱり、何事も生半可な気持ちじゃ上手くいきません。
覚悟が必要です。
私もそっち方面を目指しているので……
身に染みましたね。
甘くないです。
内容としては、
今まで
「筋肉少女帯自伝」や
「大槻ケンヂ20年間わりと全作品」
などで語られてきた、大槻ケンヂ自身の紆余曲折を語りつつ……
「サブカルの先輩」
として自身の経験・教訓が書かれています。
成功するために必要なのは、
「才能・運・継続」
の3つです。
ただ、才能と運については自分ではどうしようもない部分もあるので、
結局は「継続」!
この一点!
自分の表現したいコトをしつこく続ける。
やっぱり成功には近道はないんです。
大槻ケンヂも、筋肉少女帯メジャーデビューまでは6年間、インディーズで続けていたわけですし……
少なくとも5年単位で、何かを続けていくコトが必要なんだと思いますね。
そして、思ったほどは儲からない。
甘くないです。
だから結局は……
自分が好きなコトを、どれだけ好きでいられるか、
どこまで深く探っていけるか……
というコトが必要なんですね~。
でなければ、会社勤めをしたほうがよっぽど良い。
う~む。
要するに、基本的には、
「サブカルでは食えない」
……のですよ。
(^-^;)
まあ、よほどの才能があれば別ですが。
「サブカルで食う」
コトを目指すなら、続け続ける覚悟が必要。
その覚悟をするためには、コンプレックスは有ったほうがいいのかも。
というわけで、この本
「サブカルで食う」
は、大槻ケンヂが先輩として、
「そんなに甘くないよ」
「やめたほうがいいかもよ?」
「……やるんだったら、覚悟を決めてやりなよ?」
……と、教えてくれます。
「会社勤めをしたくないな~、好きなコトだけして暮らしたいな~」
なんて思っている人には必読です。
優しく面白く、先輩が経験を語ってくれています。
もちろん、筋肉少女帯ファン、大槻ケンヂファンの方にはオススメです~。
いろいろな裏側の部分が書かれてますね。
さまざまな経験を持つ大槻ケンヂならでは、の本だと思います。
私も、フラフラとあちこちに手を出したりしてますが……
覚悟を決めるべきですね。
甘くない。
へそ天!
ゆないキズトでした!
