「未来の君」




・作・由内 傷人









未来の君が僕の前に現れて、


こう言うんだ。




「君の世界は、どんな世界だい?」






僕は、答えたんだ。




「腐った奴らが這いずり回っているよ。」





君は笑った。




でも、その目は笑っていなかった。






僕は言うんだ。








「でも僕が変えてみせるさ。




 この腐った世界をさ。」








君は今度は心から笑って、




そしてまた、君の世界に戻っていったんだ。






……そんなことがあったように感じられるんだ。








僕はいるんだ。