特殊部隊にいた頃の話だ……

まるで、何十万年も前に思える。


……我々は収容所で、
子供達に、注射をした。
小児麻痺の予防接種を行って、収容所を出た。

……老人が一人、
泣きながら後を追ってきた。
声にならない様子だった。

ベトコンが収容所にやって来て、子供達の腕を切り落としたのだ。

……腕が山のように積まれていた……

……小さな腕が……



今でも覚えているが、
……私は、私は声を上げて泣いた。
老女のように。

……あの時のコトを、
私は決して忘れたくない。

私は悟った……!


……………………


……私は驚嘆した、
天才だ……、本当の精神だ!

それを行うのに、
完璧で、純粋で、明確で、
一切迷いがない……!

私は悟った、
彼らが我々より強いコトを。

彼らは化け物ではない、
訓練された兵士なのだ。

信念を持って戦っている、
家族を持つ男たちだ。

愛を知りつつ
力を備えた男達……

彼らには手を下す
……「力」がある。






……………………




……「地獄の黙示録」、ラストシーン近くで、カーツ大佐(マーロン=ブランド)
によってただ話される……
恐ろしい光景です……。

根源的な「強さ」というモノを感じさせられる話……。



恐らく、実際にあったコトなのだろうと思われますが……

ちょっと何も言えなくなってしまいました。