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最近また、私の中で中原中也が盛り上がりつつあるので、このマンガを紹介します。
今年は、中原中也生誕102周年!
没後72周年!
……という記念すべき年です。

以前、中原中也の詩を使ったマンガとして、浅田弘幸さんの「眠兎」を紹介しました(2008/10/16)。
そしてもう一作、私が持っている中原中也マンガが曽根富美子さんの「含羞-我が友中原中也-」です。
(「含羞」は、「はじらい」と読みます。)

1990年10月発行。全二巻です。
内容は、中原中也の伝記的マンガになっていて、コレを読めば中原中也の生涯がだいたいわかるようになっています。

中心になっているのは、中原中也と小林秀雄の愛憎背中あわせの友情……
時には罵り合い、傷付け合い、それでいて離れるコトもできない。
「自恃」を持つ二人の、まさに「殺し合いのような言葉のキャッチボール」……そんな関係が切なく描かれています……。

あと、中原中也を語る上で欠かせない、長谷川泰子という存在……。

中原中也と長谷川泰子と小林秀雄の悪夢のような三角関係も、描かれています。

大岡昇平も、富永太郎も脇役扱いですが、出てきます。


かなり、「伝記」として美化されている部分もあるりますが、曽根富美子さんはしっかりと中原中也、小林秀雄についてしっかり下調べしたようですね。特に小林秀雄の細かい部分までしっかり描いてあります。


中原中也は、1937年に、30歳という若さで亡くなってしまうのですが、
もし中原中也がもう10年、生きていたら……
と、私は時々考えるコトがあります。

もしかしたら、中原中也は「言葉の力」で日本の歴史を少しは変えていたかもしれない……
まぁ……日本が戦争に突入するコトは変えられないにしても……


非常によく描けているマンガなので、古本屋さんで見かけた時は、是非!

残念ながら、amazonでは現在は手に入らないようです。(2008/1/15現在)

でもこういう本を古本屋さんで見つけ出したときの喜びは、格別ですね。

実際私も、このマンガは大学時代に水戸の薄汚れた(笑)、
古本屋さんで見つけて、思わず
「おぉっ!」って声をあげてしまった記憶があります。(^-^;)


というわけで、今では貴重なマンガ、「含羞(はぢらひ)」を紹介しました。
もし、コレと「眠兎」以外に中原中也を扱ったマンガなどをご存じの方がいましたら、教えて下さい。
m(_ _)m


では、へそ天!
黒水川でした。