改めて、川村カオリ(川村かおり)さんの「Weed」聴き直してみましたが……、
やっぱり圧倒されますね、歌詞の重さと、川村カオリさんの歌唱に。
たまらなく切ないです。
川村カオリさんの「Weed」は、1992年2月5日発売。川村カオリさんが21歳の時の作品です。
トータルタイムは36分19秒。
全10曲です。
#1.見つめていたい[4分33秒]
#2.僕を撃て[4分10秒]
#3.うそつきこざるかわがままサンディ[2分12秒]
#4.シベリア鉄道 木枯らし篇[3分10秒]
#5.ジェロニモ[4分39秒]
#6.奇妙な果実[3分07秒]
#7.Hey Hey Hey '91[4分10秒]
#8.脳内テンション ダダダァーン[3分45秒]
#9.みんな僕のせいさ[3分16秒]
#10.WEED -a march of silence-[3分14秒]
プロデューサーは高橋研さんと、渡辺宏さん。
私が好きな曲は、#1,#2,,#4,#5,#6,#7,#9,#10。
つまり、#3と#8以外全曲!冗談ではなく、本当です。
特に、#1,#6,#9,#10は素晴らしい大名曲だと思います……
#3と#8も、他の曲に比べたらちょっと歌詞が弱いだけで、曲単体で聴いたら普通にイイ曲です。
このアルバム、36分19秒しかないんですが、この長さでも充分だと思います。
確かに短いんですが、無理にアルバムを長くするために駄曲を入れられるよりは、このままで良かったと思います。
そして、このアルバムには元バービーボーイズ(BARBEE BOYS)のいまみちともたかさん(イマサ)が参加しています。(#3,#4,#5,#8)
いまみちともたかさんのギターはやっぱり独特の存在感があります……
なので、バービーボーイズのファンだった方には、さらに聞く価値があるのではないでしょうか。
3枚目のアルバム「Hippies」がシンプルなサウンドになっているコトは、以前「Gypsy Blood」の紹介記事で書いたのですが、
このアルバムはさらにシンプルなサウンドになっていて……
ほぼヴォーカルとギターだけの曲が4曲もあります。(#1,#4,#5,#9)
なので、もう川村カオリさんの囁くような歌声や、息づかいまでハッキリ聞こえて、ドキドキします……(^-^;)
「なんだ、別にドラムが無くても曲って成立するんだ」っていうコトを思い知らされました。
普通にロックを聞いていると忘れてしまいそうになるコトなんですが……
まあ、その代わり#2,#3,#7,#8の4曲は勢いのあるロックナンバーになっていて、この曲調の違いもこのアルバムの魅力ですね。
全曲レビューしたいところなんですが、
途方もなく長くなるので(笑)、
とりあえず2曲だけ紹介しようと思います。
#1.「見つめていたい」
作詞:川村カオリ・高橋研
作曲:高橋研
高橋研さんの静かなギターと、ハーモニカの音で始まる曲。
サビの歌詞が、
<
愛がなきゃダメさ
夢がなきゃダメさ
声にできるほど
強く思うんだ
だけども
愛だけじゃダメさ
夢だけじゃダメさ
それが悲しくて
叫べなくなる
僕だよ
僕だよ
>
うう……泣けるよ……
聞いて欲しい!一回でもいいから!
この切ないメロディを……
<
どのレールを僕ら走っていても
欲望や金につられる 魚じゃないよ
>
という歌詞や、
<
ポケットの砕けた ビスケットだって
鳥たちのごちそうに 変わるんだよ
>
という部分の歌詞も、素直で、心がこもっていて素敵です。
意志が強くないと、歌えない歌だと思います。
何回聴いても、心に痛いほどしみる歌です……。
#10「WEED」
作詞:川村カオリ
作曲:川村カオリ
このアルバムまで、作詞は何曲もしている川村カオリさんですが、作曲をしたのはこの曲が初めてだったんじゃないでしょうか。
非常にゆっくりとした、暖かみのある曲で……
包まれるように暖かい!
「雑草」と呼ばれてしまう草たちに目を向けた曲で、
<
ビルの谷間にも
道端にも根づいてる
どんな花たちの
足元にも根づいてる
みんな踏んだって
タフな奴だから、と言う
だけどねほら
傷がこんなにある……
>
<
みんなちがう細胞のかたまりさ
それぞれの出せる力もちがうのさ
そっと生きていくのさ
1、2、3、そっと
>
……という歌詞……。
もう、多くは語りません。感じられる人にだけ、感じて欲しい。
川村カオリさんの歌唱も、これまでの曲ではわりと「少年的」だったのが、
この曲では非常に「女性的」になっていて、ひたすら優しい……。
そして、この2曲以外もイイ曲です。
青春の真ん中の歌詞の#2。
ロシアの空気に触れられる#4。
静かに、優しい、#5……。(ガスタンクの「ジェロニモ」とは全く違う曲です)。
理由のある元気を出させてくれる#6。
政治的な歌詞の部分もありながら、元気いっぱいな#7。
ひたすら自己犠牲精神で、聴いているこっちが痛くなってくる歌詞の#9……。
全部、歌詞が奇跡的です。
いつかまた、これらの曲もレビューを書きたいと思います。
もし中古盤屋さんでこのCDを見つけたら、急いで捕獲してあげて下さい。
このアルバムも眠れない夜にはピッタリのアルバム。
ひたすら、川村カオリさんの歌声にひたれるのは、
「幸せ」だと、思います。
睡眠薬より、このアルバムを!
(笑)
ちょっと、怪しい人みたいになってしまった……(^-^;)
でも本当に、傷ついた時に聴くと、しっかり元気づけられます。素晴らしい……
大槻ケンヂの「I STAND HERE FOR YOU」も「睡眠薬代わりの一枚」として紹介しましたが、
「I STAND HERE FOR YOU」は元気な時に聴くと逆に鬱(うつ)になってしまう可能性があるのに対して、(^-^;)
「Weed」は元気な時に聴いても大丈夫!(笑)
本当に、このアルバムを作り上げてくれた川村カオリさん、高橋研さん、いまみちともたかさん、他々の方々……
みんなに、お礼を言いたいです。
……大げさ、かな?
でも聴いてもらえたら、きっとわかってもらえると思います。
今回、聴き直してみたら、
(このアルバムも10年振りくらいに聴き直しました)
こんなにいいアルバムだということが再確認できて、良かった……!
このアルバムを聞いていた頃の鬱なコトも思い出さなくって、良かった……(^-^;)
本当に、
川村カオリさんにへそ天!
黒水川でした。
やっぱり圧倒されますね、歌詞の重さと、川村カオリさんの歌唱に。
たまらなく切ないです。
川村カオリさんの「Weed」は、1992年2月5日発売。川村カオリさんが21歳の時の作品です。
トータルタイムは36分19秒。
全10曲です。
#1.見つめていたい[4分33秒]
#2.僕を撃て[4分10秒]
#3.うそつきこざるかわがままサンディ[2分12秒]
#4.シベリア鉄道 木枯らし篇[3分10秒]
#5.ジェロニモ[4分39秒]
#6.奇妙な果実[3分07秒]
#7.Hey Hey Hey '91[4分10秒]
#8.脳内テンション ダダダァーン[3分45秒]
#9.みんな僕のせいさ[3分16秒]
#10.WEED -a march of silence-[3分14秒]
プロデューサーは高橋研さんと、渡辺宏さん。
私が好きな曲は、#1,#2,,#4,#5,#6,#7,#9,#10。
つまり、#3と#8以外全曲!冗談ではなく、本当です。
特に、#1,#6,#9,#10は素晴らしい大名曲だと思います……
#3と#8も、他の曲に比べたらちょっと歌詞が弱いだけで、曲単体で聴いたら普通にイイ曲です。
このアルバム、36分19秒しかないんですが、この長さでも充分だと思います。
確かに短いんですが、無理にアルバムを長くするために駄曲を入れられるよりは、このままで良かったと思います。
そして、このアルバムには元バービーボーイズ(BARBEE BOYS)のいまみちともたかさん(イマサ)が参加しています。(#3,#4,#5,#8)
いまみちともたかさんのギターはやっぱり独特の存在感があります……
なので、バービーボーイズのファンだった方には、さらに聞く価値があるのではないでしょうか。
3枚目のアルバム「Hippies」がシンプルなサウンドになっているコトは、以前「Gypsy Blood」の紹介記事で書いたのですが、
このアルバムはさらにシンプルなサウンドになっていて……
ほぼヴォーカルとギターだけの曲が4曲もあります。(#1,#4,#5,#9)
なので、もう川村カオリさんの囁くような歌声や、息づかいまでハッキリ聞こえて、ドキドキします……(^-^;)
「なんだ、別にドラムが無くても曲って成立するんだ」っていうコトを思い知らされました。
普通にロックを聞いていると忘れてしまいそうになるコトなんですが……
まあ、その代わり#2,#3,#7,#8の4曲は勢いのあるロックナンバーになっていて、この曲調の違いもこのアルバムの魅力ですね。
全曲レビューしたいところなんですが、
途方もなく長くなるので(笑)、
とりあえず2曲だけ紹介しようと思います。
#1.「見つめていたい」
作詞:川村カオリ・高橋研
作曲:高橋研
高橋研さんの静かなギターと、ハーモニカの音で始まる曲。
サビの歌詞が、
<
愛がなきゃダメさ
夢がなきゃダメさ
声にできるほど
強く思うんだ
だけども
愛だけじゃダメさ
夢だけじゃダメさ
それが悲しくて
叫べなくなる
僕だよ
僕だよ
>
うう……泣けるよ……
聞いて欲しい!一回でもいいから!
この切ないメロディを……
<
どのレールを僕ら走っていても
欲望や金につられる 魚じゃないよ
>
という歌詞や、
<
ポケットの砕けた ビスケットだって
鳥たちのごちそうに 変わるんだよ
>
という部分の歌詞も、素直で、心がこもっていて素敵です。
意志が強くないと、歌えない歌だと思います。
何回聴いても、心に痛いほどしみる歌です……。
#10「WEED」
作詞:川村カオリ
作曲:川村カオリ
このアルバムまで、作詞は何曲もしている川村カオリさんですが、作曲をしたのはこの曲が初めてだったんじゃないでしょうか。
非常にゆっくりとした、暖かみのある曲で……
包まれるように暖かい!
「雑草」と呼ばれてしまう草たちに目を向けた曲で、
<
ビルの谷間にも
道端にも根づいてる
どんな花たちの
足元にも根づいてる
みんな踏んだって
タフな奴だから、と言う
だけどねほら
傷がこんなにある……
>
<
みんなちがう細胞のかたまりさ
それぞれの出せる力もちがうのさ
そっと生きていくのさ
1、2、3、そっと
>
……という歌詞……。
もう、多くは語りません。感じられる人にだけ、感じて欲しい。
川村カオリさんの歌唱も、これまでの曲ではわりと「少年的」だったのが、
この曲では非常に「女性的」になっていて、ひたすら優しい……。
そして、この2曲以外もイイ曲です。
青春の真ん中の歌詞の#2。
ロシアの空気に触れられる#4。
静かに、優しい、#5……。(ガスタンクの「ジェロニモ」とは全く違う曲です)。
理由のある元気を出させてくれる#6。
政治的な歌詞の部分もありながら、元気いっぱいな#7。
ひたすら自己犠牲精神で、聴いているこっちが痛くなってくる歌詞の#9……。
全部、歌詞が奇跡的です。
いつかまた、これらの曲もレビューを書きたいと思います。
もし中古盤屋さんでこのCDを見つけたら、急いで捕獲してあげて下さい。
このアルバムも眠れない夜にはピッタリのアルバム。
ひたすら、川村カオリさんの歌声にひたれるのは、
「幸せ」だと、思います。
睡眠薬より、このアルバムを!
(笑)
ちょっと、怪しい人みたいになってしまった……(^-^;)
でも本当に、傷ついた時に聴くと、しっかり元気づけられます。素晴らしい……
大槻ケンヂの「I STAND HERE FOR YOU」も「睡眠薬代わりの一枚」として紹介しましたが、
「I STAND HERE FOR YOU」は元気な時に聴くと逆に鬱(うつ)になってしまう可能性があるのに対して、(^-^;)
「Weed」は元気な時に聴いても大丈夫!(笑)
本当に、このアルバムを作り上げてくれた川村カオリさん、高橋研さん、いまみちともたかさん、他々の方々……
みんなに、お礼を言いたいです。
……大げさ、かな?
でも聴いてもらえたら、きっとわかってもらえると思います。
今回、聴き直してみたら、
(このアルバムも10年振りくらいに聴き直しました)
こんなにいいアルバムだということが再確認できて、良かった……!
このアルバムを聞いていた頃の鬱なコトも思い出さなくって、良かった……(^-^;)
本当に、
川村カオリさんにへそ天!
黒水川でした。
