今回の名曲紹介は、「かくれんぼか、鬼ごっこよ」の7曲目。
「無神論者が聖夜に」
[5分23秒]
作詞:大槻ケンヂ
作曲:NARASAKI
大槻ケンヂと絶望少女達「かくれんぼか、鬼ごっこよ」の中でどの曲が一番好きなのかっていうと、この曲ではないんですが、
この曲の歌詞に少し感動させられてしまいました……。
曲自体は、地味な曲なんですが、大槻ケンヂの「心のこもった」歌詞に、グッときてしまったわけで……(^-^;)
もともと私はヒネクレ者なので(笑)、
「クリスマス」っていう行事にやっぱり疑問を持っていて、
「何でキリスト教徒じゃないのに、キリストの誕生日を祝うんだ」
と、毎年思ったりしていたワケです。
しかし、この曲の歌詞は、そんなヒネた考えにピッタリな歌詞で、すんなり受け入れられるクリスマスソングでした。
<
「聖夜の夜」
ふとたちどまったのさ
「無神論者が」
贈り物を買った
「包みますか?」
ぜひ つつんでくださいね
「あたたかく」
大事な人を
聖夜から春まで
>
(カギカッコ内歌詞が女声、カギカッコが無い歌詞が大槻ケンヂの声で歌われています)
大槻ケンヂがヒネクレ者は重々知っているので(笑)、
私は最初この曲名を目にした時に
「クリスマスに批判的な歌なのかな?」
と予想をしていたのですが……。
この歌詞は、素直にクリスマスの雰囲気に合っていて、一つの「クリスマス賛歌」になっています。
<
「包みますか?」
ぜひつつんでくださいね
>
というやりとりが、その光景を想像させて微笑ましいです(^-^)
そして、
<聖夜から春まで>
という一行を入れるコトによって、
クリスマスが終わった後も、3月くらいまでは聞ける曲になってます!
コレは、画期的だと思いました!
……だいたいクリスマスソングといえば、クリスマスが終わってしまったら聞いてられない曲になってしまうんですが、
この一行を入れるだけで曲の寿命が飛躍的に延びるという……
ここは、さすがですね、大槻ケンヂ。
一本取られました(笑)
詩のテクニックとしてこのフレーズを使ってる訳じゃなく、心のこもった歌詞になってて……大槻ケンヂが今まで苦しみながらも続けてきたコトが見事に実ってる感じです。
さらに、心のこもったイイ歌詞は続きます……
<
人ごみにまぎれても
いいことのみあれと
たとえなにを信じようと
>
「いいことのみあれ」
と、いうのは、
大槻が「リンダリンダラバーソウル」のあとがきなどで書いている、
「ロック好きの旅にはいいことしかない!」
という思いを受けた歌詞になっていると思います。
他人に対して、
「いいことだけあるといいね」なんて言うのは、普通はちょっと薄っぺらい感じになってしまうんですが、
さんざん苦しんで生きてきて、それでも優しさを見せる「大槻ケンヂ」の言葉だからこそ、心のこもった歌詞だと感じられます。
……ちょっと、褒め過ぎですか?(笑)
でも、やっぱり素直に感動できたんだよな~。
「クリスマス」にはやっぱり独特の雰囲気があるし、子供たちにとっては誕生日と同じくらい待ち遠しい日。
そりゃあ、否定するのはカンタンだけど、せっかくならこの雰囲気を楽しんじゃったほうが、いいじやん!
……って、この曲を聞いて思えたのでした。
山下達郎の「クリスマス・イブ」はあまりにありふれててちょっとキライなんだけど(笑)、
ジュンスカの「白いクリスマス」とか
ジョン=レノンの「Happy Xmas(War Is Over)」は好きな曲だったし、
「ジングル・ベル」だって村枝賢一さんのマンガ「光路郎」の影響で実は好きだ(笑)
そう、「たとえなにをしんじようと」、
やってくるクリスマスの雰囲気、一緒に楽しんだ方が勝ちだわ。
勝ち負けじゃないけどね(^-^;)
曲は、よくあるタイプの曲なんですが、エディのピアノが一味加えてて、いい感じに仕上がってます。
エディのピアノの間奏は、もう少し長くても良かったんじゃないかな~
とも思うけど、やっぱり優しく、繊細で、美しいです……。
エディってクリスマス、祝うのかな?
サンタクロースのカッコがすっごく似合いそうだけど……(笑)
この曲で歌っている絶望少女達は、
野中藍さん(風浦可符香 役)
新谷良子さん(日塔奈美 役)
の二人ですね。
この二人のキャラは、一応「さよなら絶望先生」の中でもマトモな方のキャラですね。
(「さよなら絶望先生」と「俗・さよなら絶望先生」の第一回だけ見た私の知識ですが……)
この曲の雰囲気に良く合ってるし、さすがに歌も上手いです!
なんか、アニメキャラとやりとりしている大槻ケンヂを想像してしまうと、ちょっと笑えるんですが……(^-^;)
脳内PVです。アブナい……(笑)
とにかく、私みたいなヒネクレ者のクリスマスに対する微妙な感情を、すんなり溶かしてくれるような曲になってて、
この曲、「無神論者が聖夜に」は私にとっては最上の小さなプレゼントになったのでした……。
この曲をリアルタイムで、この時期に聴けたというだけで、このアルバムを買って良かったと思いました!
まぁ、もちろんこの曲以外にもイイ曲が入っているアルバムだし、本当にNARASAKIに感謝です。
良く今までオーケンについてきてくれたっ!
ていう……(^-^;)
で、この曲の余韻に浸ってると、次の曲の「人形たち」のブラックな歌詞にドーンと落とされるという……(^-^;)
そんな大槻ケンヂならではのダークさも、まぁ結局、好きなんですけどね。
聖夜にへそ天です。
メリークリスマス アンド ハッピーニューイヤー!
って今年は言える、黒水川でした。
ありがとう。
「無神論者が聖夜に」
[5分23秒]
作詞:大槻ケンヂ
作曲:NARASAKI
大槻ケンヂと絶望少女達「かくれんぼか、鬼ごっこよ」の中でどの曲が一番好きなのかっていうと、この曲ではないんですが、
この曲の歌詞に少し感動させられてしまいました……。
曲自体は、地味な曲なんですが、大槻ケンヂの「心のこもった」歌詞に、グッときてしまったわけで……(^-^;)
もともと私はヒネクレ者なので(笑)、
「クリスマス」っていう行事にやっぱり疑問を持っていて、
「何でキリスト教徒じゃないのに、キリストの誕生日を祝うんだ」
と、毎年思ったりしていたワケです。
しかし、この曲の歌詞は、そんなヒネた考えにピッタリな歌詞で、すんなり受け入れられるクリスマスソングでした。
<
「聖夜の夜」
ふとたちどまったのさ
「無神論者が」
贈り物を買った
「包みますか?」
ぜひ つつんでくださいね
「あたたかく」
大事な人を
聖夜から春まで
>
(カギカッコ内歌詞が女声、カギカッコが無い歌詞が大槻ケンヂの声で歌われています)
大槻ケンヂがヒネクレ者は重々知っているので(笑)、
私は最初この曲名を目にした時に
「クリスマスに批判的な歌なのかな?」
と予想をしていたのですが……。
この歌詞は、素直にクリスマスの雰囲気に合っていて、一つの「クリスマス賛歌」になっています。
<
「包みますか?」
ぜひつつんでくださいね
>
というやりとりが、その光景を想像させて微笑ましいです(^-^)
そして、
<聖夜から春まで>
という一行を入れるコトによって、
クリスマスが終わった後も、3月くらいまでは聞ける曲になってます!
コレは、画期的だと思いました!
……だいたいクリスマスソングといえば、クリスマスが終わってしまったら聞いてられない曲になってしまうんですが、
この一行を入れるだけで曲の寿命が飛躍的に延びるという……
ここは、さすがですね、大槻ケンヂ。
一本取られました(笑)
詩のテクニックとしてこのフレーズを使ってる訳じゃなく、心のこもった歌詞になってて……大槻ケンヂが今まで苦しみながらも続けてきたコトが見事に実ってる感じです。
さらに、心のこもったイイ歌詞は続きます……
<
人ごみにまぎれても
いいことのみあれと
たとえなにを信じようと
>
「いいことのみあれ」
と、いうのは、
大槻が「リンダリンダラバーソウル」のあとがきなどで書いている、
「ロック好きの旅にはいいことしかない!」
という思いを受けた歌詞になっていると思います。
他人に対して、
「いいことだけあるといいね」なんて言うのは、普通はちょっと薄っぺらい感じになってしまうんですが、
さんざん苦しんで生きてきて、それでも優しさを見せる「大槻ケンヂ」の言葉だからこそ、心のこもった歌詞だと感じられます。
……ちょっと、褒め過ぎですか?(笑)
でも、やっぱり素直に感動できたんだよな~。
「クリスマス」にはやっぱり独特の雰囲気があるし、子供たちにとっては誕生日と同じくらい待ち遠しい日。
そりゃあ、否定するのはカンタンだけど、せっかくならこの雰囲気を楽しんじゃったほうが、いいじやん!
……って、この曲を聞いて思えたのでした。
山下達郎の「クリスマス・イブ」はあまりにありふれててちょっとキライなんだけど(笑)、
ジュンスカの「白いクリスマス」とか
ジョン=レノンの「Happy Xmas(War Is Over)」は好きな曲だったし、
「ジングル・ベル」だって村枝賢一さんのマンガ「光路郎」の影響で実は好きだ(笑)
そう、「たとえなにをしんじようと」、
やってくるクリスマスの雰囲気、一緒に楽しんだ方が勝ちだわ。
勝ち負けじゃないけどね(^-^;)
曲は、よくあるタイプの曲なんですが、エディのピアノが一味加えてて、いい感じに仕上がってます。
エディのピアノの間奏は、もう少し長くても良かったんじゃないかな~
とも思うけど、やっぱり優しく、繊細で、美しいです……。
エディってクリスマス、祝うのかな?
サンタクロースのカッコがすっごく似合いそうだけど……(笑)
この曲で歌っている絶望少女達は、
野中藍さん(風浦可符香 役)
新谷良子さん(日塔奈美 役)
の二人ですね。
この二人のキャラは、一応「さよなら絶望先生」の中でもマトモな方のキャラですね。
(「さよなら絶望先生」と「俗・さよなら絶望先生」の第一回だけ見た私の知識ですが……)
この曲の雰囲気に良く合ってるし、さすがに歌も上手いです!
なんか、アニメキャラとやりとりしている大槻ケンヂを想像してしまうと、ちょっと笑えるんですが……(^-^;)
脳内PVです。アブナい……(笑)
とにかく、私みたいなヒネクレ者のクリスマスに対する微妙な感情を、すんなり溶かしてくれるような曲になってて、
この曲、「無神論者が聖夜に」は私にとっては最上の小さなプレゼントになったのでした……。
この曲をリアルタイムで、この時期に聴けたというだけで、このアルバムを買って良かったと思いました!
まぁ、もちろんこの曲以外にもイイ曲が入っているアルバムだし、本当にNARASAKIに感謝です。
良く今までオーケンについてきてくれたっ!
ていう……(^-^;)
で、この曲の余韻に浸ってると、次の曲の「人形たち」のブラックな歌詞にドーンと落とされるという……(^-^;)
そんな大槻ケンヂならではのダークさも、まぁ結局、好きなんですけどね。
聖夜にへそ天です。
メリークリスマス アンド ハッピーニューイヤー!
って今年は言える、黒水川でした。
ありがとう。
