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「僕っ娘」(ぼくっこ)は好きですか?

と、いうわけで、いきなりですが、川村カオリさんの名曲紹介です。

え~と、前記事で
「銀杏BOYZの歌詞がピュアだ」
っていうコトを書いたんですが、
川村カオリさんの
「39番目の夢」の歌詞は衝撃的にピュア!

初めて聞いた時に、
「おいおい、そんなコト歌っちゃっていいのか」って思ったくらい。

あ、川村カオリさんですが、元々デビューした時は、
「川村かおり」名義でした。
現在は、
「川村カオリ」と、カタカナに変わってます。

川村カオリさんは、1988年に
「ZOO」でデビュー。当時17歳でした!
一応、筋肉少女帯とは同期デビューですね。

ちなみに、デビュー曲「ZOO」は、辻仁成さんのECHOESの曲です。
8年前に、菅野美穂さんが「蓮井朱夏」名義で歌った歌ですね~。
私は、川村カオリさんのヴァージョンが一番好きです。


それで、「39番目の夢」は川村カオリさんの3枚目のアルバム、「Hippies」(1990年発表)の12曲目に入ってます。

ピアノの音をバックに、ほとんど語りの曲です。
あれ、大槻ケンヂと同じようなコトやってますね(笑)

でも、歌詞のピュアさ加減が尋常じゃない!

一部、紹介します。

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すべての兵器が、一瞬で消えますように
原子力発電所が、無くなりますように

中国に、平和がおとずれますように
誘拐や、強盗が無くなりますように

軽はずみなSEX、
その落とし子が減りますように

あの日のことを、
君が忘れてくれますように
「嫌いだ」と言った僕のことを忘れてくれますように

僕の記憶から消してしまいたいものが
この夢からサヨナラしてくれますように

この国がもっともっと、
好かれる国になりますように
誰にでも優しい国でありますように

死刑になる人も、
する人もいないほうがいい

病気だってこの世にない方がいい

何のために生きているかなんて、
一生わかりませんように

……死ぬまでわかりませんように

>>

……引用、長くなっちゃいましたが、どうですか?

いや、20年くらい前の歌だということを差し引いても、衝撃を受けるピュアさ加減です。

「原子力発電所」については、1986年のチェルノブイリ原子力発電所の爆発事故を受けての歌詞、
「中国」については、1989年の天安門事件を受けての歌詞になっています……。

こういう歌詞を歌うのって、とても勇気がいる行為だと思います。
歌詞に伴った行動ができなきゃ、なかなか歌えない。
素直に、すごいなぁって思いますね。

20年前に比べて、現在の世界は、少しでも良くなっているのだろうか……。
「中国」の部分なんて、まさに今の中国にもあてはまっちゃうもんなぁ……。

あと、このアルバム「Hippies」には、
アフリカの状況について歌った
「アフリカのうた」、
川村カオリさんはロシア人と日本人のハーフなんですが、そのコトをハッキリ歌った
「ジプシー・ブラッド」
なんて曲も入ってて、これらの曲の歌詞もスゴいです!


ほぼ20年前の歌詞なんだけど、色あせてない。
川村カオリさんの歌声も、「早朝」を思わせるようなさわやかな声なんだけど、力強い……。

あの魔窟、ブックオフ座光寺店でたまたま見つけて、たまたま買った川村カオリさんのアルバムですが、
すっかりハマってしまいました……!


川村カオリさんは、アメブロでブログやってますので、興味ある方は、是非!


そして、川村カオリさんは今、ガンが再発してしまい、闘病中です……
今日の朝日新聞にも、川村カオリさんが載ってました……。
……とにかく、早く元気になられるよう、私は祈っています。


へそ天!黒水川でした。