大槻ケンヂの短編集「くるぐる使い」読み直してみました。
1994年11月発行の単行本で、私は発売されて少ししてから買って、
一回は読んでいるハズなんですが、内容を全く忘れてました(笑)
文庫本版もありますが、大槻によると、
単行本版と文庫本版は内容を少し変えてあるとのこと。
小説に関しては結構大槻は完璧主義みたいですね~。
もともとは、「SFマガジン」などに1993年~1994年に掲載されたものを集めたもの。
1993年っていうと、大槻が26歳~27歳くらいのとき。
……う~ん、驚きですね。
内容は、どれも後味の悪い短編です……。
それぞれの短編は、二、三十分くらいで読めるんじゃないでしょうか。
やはり大槻の文章は読みやすいですね。
「春陽綺談」だけはちょっと読みにくいかな?
糸井重里さんとの対談が、最後に付いてます。
個々の短編は、つぎの五つ。ネタバレしない程度にレビューしてみます。
1.「キラキラと輝くもの」
「UFO研究家」の肩書きも持つ(?)、大槻ならではのインプラントもの悲劇……。
後味、悪いです。
インプラントっていうのは、宇宙人にさらわれて、体に何か埋め込まれてしまう
っていうコトを指します。
「大槻ケンヂわりと全作品」の解説によると、
単行本版は原稿用紙20枚くらいだったのを、文庫本版は、なんと原稿用紙5枚分くらいに短くしたそうです!
そう言われたら、文庫本版も買って読んでみるしかないじゃん……。商売上手ですね(笑)
筋肉少女帯の同名のアルバムの内容とは、たぶん関係ありません。
2.「くるぐる使い」
第二十五回 星雲賞を受賞した作品。
サーカス団の見せ物として生活した男と少女の悲劇……。
フェデリコ=フェリーニ監督の「道」をもとにしているそうです。
これまた後味が悪い話。
ちなみに、星雲賞の商品は、
おせんべい
だったそうです(笑)
フェリーニの「道」まだ見てない……。
いつかは見ようと思いますが。
3.「憑かれたな」
悪霊に取り憑かれた少女と、それに対抗する役者と少女の母の話。やっぱり最後は、悲劇になってしまうのかな……というところで終わります。
映画「エクソシスト」の原作の影響を受けた話。
悪霊に対抗する役者、っていうのはなかなかかっこいいですね。
最後は、ハッピーエンドにしといても良かったのに……。
4.「春陽綺談」
幻覚に襲われてしまう少年の、葛藤の物語。
江戸川乱歩の「パノラマ島奇談」の主人公、人見広介が出てきます。
「春陽」は、主人公の少年の名前で、「はるひ」と読みます。
……。まさか、「涼宮ハルヒ」の名前の由来はここから!?
…なわけないですね。
幻覚世界の描写が、なかなか筋肉少女帯の歌詞的世界。
5.「のの子の復讐ジグジグ」
五つの短編の中で、私の印象に一番残った作品。
イジメにあって死んでしまった女の子の、復讐の物語。
マイケル=ジャクソンから桜田淳子、森昌子からチャールズ=ブロンソンまで話の中に出てきます(笑)
これも、後味悪い。一応、ハッピーエンドなんだけどね…。
のの子の語る地獄の話は、しつこいぐらいに気持ち悪く、救いが無い。
よくこんな描写を思いつけるものだ。
山田花子さん(漫画家のほう)の漫画に衝撃を受けて、書いた話だそうです。
山田花子さんもひどいイジメにあっていたそうで……。まだ山田花子さんの漫画は読んだことないですが、そのうち読もうかな。かなり暗い漫画みたいですが……。
以上五編、あんまり読み返したくない話ばかり。
でも、文庫本版は買わざるをえな~い(笑)大槻のワナにはまってしまった。
大槻ケンヂの、偏った知識はやはり普通の人間には真似できませんね。
どんだけ暗い高校生活を送ってたんだろうかと……。
へそ天です。
黒水川でした。
1994年11月発行の単行本で、私は発売されて少ししてから買って、
一回は読んでいるハズなんですが、内容を全く忘れてました(笑)
文庫本版もありますが、大槻によると、
単行本版と文庫本版は内容を少し変えてあるとのこと。
小説に関しては結構大槻は完璧主義みたいですね~。
もともとは、「SFマガジン」などに1993年~1994年に掲載されたものを集めたもの。
1993年っていうと、大槻が26歳~27歳くらいのとき。
……う~ん、驚きですね。
内容は、どれも後味の悪い短編です……。
それぞれの短編は、二、三十分くらいで読めるんじゃないでしょうか。
やはり大槻の文章は読みやすいですね。
「春陽綺談」だけはちょっと読みにくいかな?
糸井重里さんとの対談が、最後に付いてます。
個々の短編は、つぎの五つ。ネタバレしない程度にレビューしてみます。
1.「キラキラと輝くもの」
「UFO研究家」の肩書きも持つ(?)、大槻ならではのインプラントもの悲劇……。
後味、悪いです。
インプラントっていうのは、宇宙人にさらわれて、体に何か埋め込まれてしまう
っていうコトを指します。
「大槻ケンヂわりと全作品」の解説によると、
単行本版は原稿用紙20枚くらいだったのを、文庫本版は、なんと原稿用紙5枚分くらいに短くしたそうです!
そう言われたら、文庫本版も買って読んでみるしかないじゃん……。商売上手ですね(笑)
筋肉少女帯の同名のアルバムの内容とは、たぶん関係ありません。
2.「くるぐる使い」
第二十五回 星雲賞を受賞した作品。
サーカス団の見せ物として生活した男と少女の悲劇……。
フェデリコ=フェリーニ監督の「道」をもとにしているそうです。
これまた後味が悪い話。
ちなみに、星雲賞の商品は、
おせんべい
だったそうです(笑)
フェリーニの「道」まだ見てない……。
いつかは見ようと思いますが。
3.「憑かれたな」
悪霊に取り憑かれた少女と、それに対抗する役者と少女の母の話。やっぱり最後は、悲劇になってしまうのかな……というところで終わります。
映画「エクソシスト」の原作の影響を受けた話。
悪霊に対抗する役者、っていうのはなかなかかっこいいですね。
最後は、ハッピーエンドにしといても良かったのに……。
4.「春陽綺談」
幻覚に襲われてしまう少年の、葛藤の物語。
江戸川乱歩の「パノラマ島奇談」の主人公、人見広介が出てきます。
「春陽」は、主人公の少年の名前で、「はるひ」と読みます。
……。まさか、「涼宮ハルヒ」の名前の由来はここから!?
…なわけないですね。
幻覚世界の描写が、なかなか筋肉少女帯の歌詞的世界。
5.「のの子の復讐ジグジグ」
五つの短編の中で、私の印象に一番残った作品。
イジメにあって死んでしまった女の子の、復讐の物語。
マイケル=ジャクソンから桜田淳子、森昌子からチャールズ=ブロンソンまで話の中に出てきます(笑)
これも、後味悪い。一応、ハッピーエンドなんだけどね…。
のの子の語る地獄の話は、しつこいぐらいに気持ち悪く、救いが無い。
よくこんな描写を思いつけるものだ。
山田花子さん(漫画家のほう)の漫画に衝撃を受けて、書いた話だそうです。
山田花子さんもひどいイジメにあっていたそうで……。まだ山田花子さんの漫画は読んだことないですが、そのうち読もうかな。かなり暗い漫画みたいですが……。
以上五編、あんまり読み返したくない話ばかり。
でも、文庫本版は買わざるをえな~い(笑)大槻のワナにはまってしまった。
大槻ケンヂの、偏った知識はやはり普通の人間には真似できませんね。
どんだけ暗い高校生活を送ってたんだろうかと……。
へそ天です。
黒水川でした。
