横溝正史読本について
木魚庵さんの貴重なお話
もう一度 「横溝正史読本」を読み返して見よう。
木魚庵@mokugyo_note明日のためにこれから寝るんだけどその前にここ数日の発見を書き留めておこう。『病院坂の首縊りの家』は、連載当初は金田一耕助最後の事件のつもりはなかった。執筆途中でクリスティーが亡くなって『カーテン』を思い起こして自分も今のうちに金田一耕助最後の事件を書いておこうと設定が変わった。
2019年11月09日 05:59
木魚庵@mokugyo_note『横溝正史読本』の該当箇所の対談はアガサ・クリスティーの死が報じられた翌日、1976年1月13日に行われた。一方『真説 金田一耕助』「金田一耕助最後の事件」は1976年9月7・8日に書かれている。『病院坂』の連載は「野性時代」1975年12月号からで、76年9月は第一部の終盤に差し掛かった頃である。
2019年11月09日 06:36
木魚庵@mokugyo_noteこの当時、世にいう横溝ブームの真っただ中で、横溝もあちこちに対談やエッセイを残している。発表順に丹念に読み返してみれば、心境の変化が読み取れるかもしれない。終わり。寝る。
2019年11月09日 06:50