私はゆうたに学校の事を愚痴ったりしてしまうことが増えた。
うまくいかない学生生活に
心のどこかで「彼がいなければこの学校にわたしはこなかったんじゃないか?」って
思ってしまう自分がいたのも事実なんだと思う。
ゆうたも自分があこがれ続けていた大学院に入学して
周りについていくのに精一杯だった時期だと思う。
なのに私はゆうたに寄りかかりきってしまっていた。
入学したばかりだったし、ゆうたも私もお互い新生活にいらだち始めたのかもしれない。
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私はそんな不安と不満をアルバイトに向けた。
八つ当たり、という意味ではなく。
アルバイトで自分の時間を使うという意味である。
初めてのアルバイトは新しいことばかりで刺激的だった。
ほぼ全員が大学生だったからサークルみたいで楽しかったし、
幸い先輩たちも可愛がってくれて
とても恵まれた環境だったと思う。
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ゆうたからの連絡が徐々に減っていった。
でも私は追いかけられるわけではなくて。
彼が連絡をくるまで待った。
1日…3日…5日…
1週間を超えるときは私から連絡してしまうことも増えた。
不安だったんだと思う。
我慢しても2人の関係性は変わらず。
むしろ狂い始めた歯車は更に狂っていってしまったんだと思う。
連絡が来なくなってまた1週間。
電話をした私は思わず不安に負けてしまって言ってしまった。
禁断の一言を。
「別れたいの?別れる?」って。