もっとあなたと一緒にいたかった
あなたのやさしさに甘えたのは
もう昨日のできごと
わたしの右手にはもう
リングをつけていない
本当につらい選択をしたのは
自分をまもるため
あなたのお母さんに対する
態度をみていて
ああ わたしではダメなんだわと
わかったの

実家に帰って
そのことを話してきた
みんなが大丈夫かと
心配してくれたから
がんばって夜のランニングをしている

ずっと食欲が無かったんだけど
実家での食事は入ったよ
実はいま回転寿司をつまんで
誰もいない部屋へ帰っている

わたしだけのお城は
けっきょく壊れることはなかった
あなたのいない人生をえらんで
これでよかったのよね

また毎日仕事に追われて
電車に乗って会社に通う
自分へのごほうびを
そっと むねにさしこんで  
生きているわ