そのときまで松の実ひとつ転がして手入れを欠かさぬ夫人たち井戸ばた会議に議長なし彼岸花咲くあぜ道に図に乗るおはやし疲れも知らず静まる屋敷沈む夕陽たそがれは首を長くし虫の息死のふちへ駆けてゆく馬車ちょっとだけ待つ