進行性核上性麻痺の夫は、今年1月から老健のショートステイを利用しています。

この老健は義母が5年前3ヵ月入所していた施設です。
退所後も月に2回のショートステイで、定期利用していました。

義母はスタッフさんに愛され、「みんなようしてくれるんじゃ。帰る時には部屋を覗いて帰るよ〜言うて挨拶してくれる」と言っていました。
迎えに行っても、介護職員さんがニコニコと義母の車椅子を押してくださり、車が出るまで手を振って送ってくれました。


本当はずっとこの老健を利用したかったのですが、今回夫が利用するにあたって、系列の特養を利用する事にしました。


やっぱり親子で同じショートフロアで会うのは気まずいですよね。

夫はデイサービスも母親と同じ曜日は嫌と言います。(まあそれもそうかな)


系列の特養は2ヶ所あり、どちらか決め難かったので、両方と契約して、利用してみて決める事にしました。
1月は老健とはかなり離れた場所にある事業所を利用する事にしました。
こちらは個別リハがあるのが魅力でした。


デイの相談員さんが、「いいところのようですよ!どこのショートもダメだった方が、そこはすごく良かったと言われたんですよ。」と言われ、安心してお願いしました。


利用予定の前日、相談員さんが確認の電話をかけてこられ、「明日はお迎えに行きますが、何時頃を希望されますか?」と言われ

私は?????
契約の時、家族送迎を伝えて、その相談員さんメモしてたけど...と思い、「送迎は家族でします。」と伝えると「そうですか?では迎えも来られますか?」と...。「はいそうです」と私。

この時嫌な予感がしました。

その後簡単な会話をして、「よろしくお願いします。」と言って電話を切りました。

翌日
特養に義母を送って行きながら、いつもと違う所に行く事、すごく良いところらしいと話をして、また教えてね。と言っておきました。

ショートステイ今回7日間
玄関フロアで義母をお願いし、帰りました。



7日後迎えに行って

まず、玄関に降りて来た義母をみてびっくり‼️
上着の下に着ていたダウンベストがカッピカピに汚れていました。何か白い液体が付いてそれが乾いた感じの汚れが前身頃全面に付いていました。

特養は洗濯してくれるので、ベストは家で洗うので、洗濯不要と伝えていました。
他にカーディガン2枚入れていて着替えは他にあったのに、よりによってこんなに汚れた服のまま帰すの?と思いました。

義母が車に乗り込む際に
「お母さん、これどうしたん?カピカピじゃがん」「何がついてるん?」
と送って出て来た職員さんにも聞こえるように言いましたが、職員さん無言😑

職員さんは義母が乗り込み、荷物を車に入れると、「ありがとうございました。」と言って施設内に入って行きました。

やっぱり特養は忙しくて見送る間もないんだなと感じました。

私は車を出し、すぐに義母に聞きました。
「お母さん、今度のところどうじゃった?」
「どねんあった言うて、物を言うもんもおらんからなあ。」とちょっと元気がありません。

どこへ行っても愛される義母、デイサービスもショートステイも今まで不満を言った事の無い義母でした。
慣れない環境で辛かったのか?
「そうじゃったん、慣れん所で辛かったなあ」と話ながら帰宅。


帰ってから荷物を整理していると、義母の物ではないコップが出てきました。

ショートステイの報告書に目を通すと
夜間の様子に?となりました。

義母は日中一時間に10回位の異常なほどのトイレ魔なので、トイレは必ずポータブルトイレをベッド横に置いて欲しい、そうすれば自分で行け、職員さんの手を煩わす事も無いと伝えていました。

報告書には
3時、5時頃までは良く休まれています。
5時過ぎると、5〜10分おきにトイレの訴え始まり、一時間の間に5、6回トイレに座っていました。排尿ない時もあります。5分おきにくり返し、くり返しトイレにすわることもありました。
(くり返し、くり返しの部分は後から付け加えて記入されていました)

義母は自分でポータブルトイレに行くので、家ではトイレの訴えはありません。いくら慣れない環境でもトイレの訴えって?と思い、コップの事を伝える為に施設に電話した時に聞いてみました。

「何度もトイレの訴えがあって、夜勤の方にご迷惑をおかけしすみません。母は酷い頻尿なので、ポータブルトイレをお願いしていたんですけど。」

電話に対応した相談員(契約時と違う)さんは
「様子をお伝えする為に書いたので、迷惑ということはありません。今回はトイレ付きの部屋だったので云々」
「え?ポータブルトイレじゃなかったんですか?契約の時の相談員さんにお願いしておいたんですけど」
「はい、そうですか。すみません、次回はポータブルの方がいいかもとフロアの職員と話したんです」と

夜勤中の明け方、忙しい夜勤者の手を煩わせれば、職員も人間、義母にどう接したのか?
心理的頻尿の義母が自由にトイレに行けない中、どんな気持ちで一週間を過ごしたのか、考えただけでも辛い気持ちになりました。



翌日の土曜日、ケアマネの従姉妹Kちゃんが母親と一緒に訪ねて来てくれました。
夫の初めてのショートと義母の特養ショートの様子が気になったからと。

夫はショート中緊張していたようで、利用中排便が無かっですが、帰宅して1時間で排便あった事やご飯がどうだったなど話しましたが、特に問題無し。

それより義母のショートの事
全部話して、義母の気持ちを思うと、今後の利用をどうしようと相談。

Kちゃんは言いました。
「色々行き違いがあったら、普通は施設側からケアマネに報告がある。もし週明けに施設から報告があれば、まだ見込みがある。けど、施設側から報告が無かったら、もう利用しないほうがいいと思う」と。


結局週明けにも施設側からの報告は無く、
痺れを切らしたKちゃんが施設に電話をしたそうです。「初めての利用でどうでした?と尋ねて色々きいていくうちに、トイレはポータブルトイレを置いていた。センサーマットを置いていた。など、聞いていたのと違う報告で本当はどうなの?となったよ。」
「おばちゃん(義母の事)の事を思うと、もうあそこは無しかな」と言われ、3月の利用予約をキャンセルする事にしました。



今月、義母は利用し慣れた老健の隣の特養を利用しています。
送って行った際、車が着くと同時に担当の相談員さんが「お待ちしていましたニコニコ」と出迎えてくださり、玄関へ入るとすぐそばの事務所の窓口が開いてみなさんが立ち上がって挨拶してくださいました。

先月の施設は玄関入ってこちらから「お世話になります。ショートステイの〇〇です」と言うまで誰も出て来ませんでした。
同じ系列なのにこんなに違うの?と思うほど。



今回の施設、いつもの可愛いばあちゃんでいられると良いのですが。
2人ショート中でも、なんだか落ち着きませんショボーン


明日はもう夫を迎えに行きます。

2泊3日はあっという間。
元気で帰って来れますようにおねがい