総合病院受診から一週間後

再び脳神経内科を受診しました。

先生「脳血流の検査の結果、脳幹への血流の低下が見られます。 
   
    進行性核上性麻痺です。」と言われました。


覚悟はしていたものの やっぱり悲しい

夫は何らかの病気とは理解したと思いますが、病気の名前もよくわからず、もちろん病気の知識も無く、特に反応はありません。

私「かなり深刻な病気ですが....」

先生「緩慢に進行していきます。」


緩慢って   ゆっくりなのかぁ?....急性の病気に比べればっていうことか?


何より認知機能の低下が気になっていた私は先生に

「主人は今地域の役員など幾つか引き受けてしているのですが、どうしたらよいでしょうか?」と相談しました。

「適切なサポートがあれば可能でしょう。」と先生

病気を理解しない周辺の方々に適切なサポートをお願いする事は厳しいと感じました。


次に
「車の運転はどうでしょうか?」と伺ったところ

「周りの人が危ないと感じたらやめた方がいいでしょう」と言われ

これには夫がびっくりびっくり
前年の新車購入後、連続で2回道路の周辺物で擦り傷を作っていたものの、その後は事故無く乗っていました。(病気の症状で運転が雑になっていたようです)
けれども、夫が車で出かけているのを見て危ないと感じる事もありましたし、夏に胃の生検結果を聞きに夫の運転で同行した時も、駐車場で10回くらい切り返ししてやっと駐車できて、ちょっと異常じゃないかと思っていました。

当の夫はもともと運転が好きでしたし、右足は動きにくかったものの、自分の運転が危ないという自覚はありませんでしたから...なぜそんな事を言われるのかわからないようでした。

先生にも夫の驚きは伝わったようで、

「これは年齢では無くて、病気でね。」と言われました。


他に交通手段の無い田舎で、車の運転をやめるのはなかなか難しいものです。
だからといって、まあまあと運転を続けていて大きな事故を起こしてからでは遅いと思いました。

私はすぐに夫に車を運転しないようにとは言えませんでした。
これについてはまた後日書きたいと思います。

この後、先生は看護師さんに難病の書類をと言われ、指定難病の医療費助成の申請書類を整えて下さいました。

この日はメネシットをを朝夕1錠ずつ処方され(薬局でジェネリック薬のレプリントンに変更)診察を終えました。



次回は  進行性核上性麻痺の夫...現在の状況に飛びますダッシュ