夫は60歳で定年退職後、家で稲作をしながら、のんびり過ごしていました。
定年の何年も前から、定年後は絶対に継続雇用で仕事には行かないと言っていたので....

腰痛はあったものの、趣味のゴルフもし、農作業もできて元気でした。
元気な60歳、地域の役員やお寺の事、なんちゃら委員諸々依頼されて引き受けもしていました。

家では65歳前あたりから、少しずつ変だな? ん?  あれ?って事があるようになっていきました。

自分から私に話を始めていたのに、言っている事がよくわからず、聞き直すとひどく怒り出す。
義母がちょっと何か言うと、もう💢と怒る。
農作業の段取りを間違える。
複合機に紙が詰まっただけで、壊れたと買いに行こうとする。
新しく買ったテレビの設定ができない。
農作業の片付けを途中でやめてほったらかし。
新しい車を買って早々にぶつける。それも2回連続で。
そして農作業に出るとしょっちゅう転倒してくる。
おかしな事はいっぱいありました。

家ではいつも苦虫を噛み潰したような顔
何を言ってもすぐに怒る。
家族と話すのは必要最低限な事
イレギュラーな事があると全く対応できない。

認知症かも...とも思いましたが、アルツハイマー型認知症とはちょっと違う。
新しい事も覚えられるし、誰かから電話があった事も覚えている。
もしや前頭側頭型認知症?  けど、それほどの激しさは無い。
何だろう? 
毎日考えていました。


当然夫婦の仲も冷めきっており、私は義母の看取りが終わったら、離婚しようと思っていました。

そのうち、腰の痛みが取れないのでゴルフも行けなくなり、ほとんどの時間を家でゴロゴロするようになりました。
見かねた従姉妹のKちゃんが、介護保険の認定申請をしてはどうかと持ちかけてくれました。

Kちゃんは看護師でもあり、義母のケアマネでもある頼れる存在。
よく私の悩みを聞いてもらっていました。
夫も信頼しており、申請を承諾。
もちろん私も大賛成。(私は申請したかったけど、私が言うと怒る💢)
Kちゃんはすぐに申請してくれました。

長くなるので続きは次回に