こんにちは。
あと三日で会社を辞めて晴れて京都に移住しフリーランスになるわけですが、今回の辞職は前回の時と違って「ああ、辞めたくないなぁ」という気持ちがどんどん募ってきています。
前回の会社退職時は20代中盤のまだまだ血気盛んで万能感の残滓も残っていた時期だったので、辞表を出してから本当に辞職するまでの数ヶ月間が早く離職したくて嫌で嫌でたまらなかったという記憶があるのです。
それが、今回はどういうわけか離職日が迫ってくるのが惜しい。
ここにヒントがあるんでしょう。
いつまでも続くか知れないお勤めは苦痛です。
しかし、週末が見えている勤めには名残惜しさが付き纏う。
「いつでも辞められる」と口でいうのとは違い、本当にいつでも辞めると決心しながら会社勤めをしていれば、いつまでも辞めたくないという気持ちを維持しながら永遠に会社員で居続けられるのではないでしょうか?
はい。そんなことは絶対にありえませんよね!知ってます!
本当に辞表を出すしか手段はありませんでした!
以上!
では、本日の一台に参ります!
今日は、これ!
ルノー・6『シス』です。
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU0540833243/index.html?TRCD=200002
「ルノー・6『シス』?知らないなぁ。」
そんな人がほとんどでしょうね。いや、このブログの読者さんに限ってはそんなことはないのかも知れませんけれど。
ただ、実際には街で走っているのを目にすることが無いのはもちろんの事、地球上の現存台数もかなり減ってきている車種であることは間違いないのです。
非常に有名な「ルノー・4(キャトル)」の上位互換版として開発されたのがこの「6」です。
しかし、下位モデルのキャトルほどの販売台数がなく、ということはそこまで人気が出ることもなく、とは言っても1968年から18年間はルノーの生産ラインで作り続けられたのでした。
キャトルが30年にわたって生産し続けられたことを考えると、現在の基準では十分に高寿命である18年間という生産期間も霞んでしまうということなのですね。
しかしながら、現在では廃番ですが6はバンダイからプラモデルがリリースされて居ました。
僕が初めて6を知ったのはこのバンダイのプラモデルからでした。
と、ここまで書いてそのプラモデルの箱絵を引用しようと「バンダイ/ルノー/6/プラモデル」で検索をかけてみたのですが、一件もヒットしませんでした。
あれ?記憶違いかな?いや、あの安っぽいフロントグリルのメッキや華奢なドアパネルや(なんと!フルディティールモデルでドアやボンネットやハッチバックなどが全て開閉するのでした)同じく安っぽいブルーの成型色や、当時としては珍しく1/20スケールモデルで子供の手に余るサイズだったことなどの鮮明な記憶は全て僕の脳内の誤再生だということなのでしょうか?
こわーい。
このプラモデルに関する情報をお持ちの方はメッセージをくださいませんか?脳外科の方でも結構です。
さて、本題に戻りましょう。
まぁ簡単に言ってしまえば、キャトルよりもちょっとだけ大きくてちょっとだけ荷車感を排除したという位置付けのクルマがこのシスだったということになるようです。
それでも、そんなルノーの気遣いを尻目に大衆は荷車感が強いキャトルの方を支持したということを歴史が証明したわけですね。
マーケットリサーチ!(粗品ツッコミ)
では、見ていきましょう。
格好良さはもちろんのこと、なんですかこのいい雰囲気のショップは。惚れてまうやろう。
必要以上に二枚目に写るライティングやめていただけませんか。
しかしまぁ、かっこいいし(ライティングに関係なく)おしゃれなデザインです。
キャトルが大きく影響を受けたシトロエンの2CVのフォルムがこちらのシスの方にこそ色濃く現れています。
丸目だと見慣れないクルマですが、印象に残るのは後期型の角目バージョンですね。
これこれ。プラモデルもこのモデルがベースでした。顔が違うだけでかなりモダンな印象ですよね。
レトロな丸目です。
いろんなクルマに似ているテールデザインです。
90度近く(以上か?)オープンするドアを開いてお邪魔します。
左側が大きくえぐれた個性的なデザインのダッシュボードです。
えぐれた部分にはスイッチが並びます。おしゃれというか、個性的!
綺麗なダッシュボードです。
キャトル同様のオンダッシュシフトレバーです。慣れるとすごく楽なシフト位置です。
いい眺めですねぇ。
もちろん座り心地の良さは言わずもがなです。
キャトルとのアドバンテージは後部座席に濃厚です。要するに広い!
でも、キャトルでも広いんですよ。
積載量はフランス人気質が担保いたします。
しかし、なんたるホジョンゾータイ(噛んだ)保存状態。
すわ!スフェアか!?と思われた手前のグリーンの球体ですが、冷却液の予備タンクでしょうかね?ホッとした。
このプレス成形によるルノーの矩形のロゴマークの表現の美しさ。こういうハッとするデザインは現校舎からはなかなか感じる事が出来ないのは僕が悪いのかな?
ご承知の通りの尻上がりデザインです。寿です。
いいですねぇ。
「このクルマにいくらまで出せる?」そういうゲームをクルマ好事家とやりたいですね。
僕だったら、うーん、150万円かなぁ。
でも、250万円くらいするんでしょうねぇ。本当だったら75万円くらいのクルマだと思いますが。
でも、他に250万円出したくなる車がないというのも旧車価格の高騰に拍車をかけていますよねぇ。
こういう稀有なタマを引き当ててきた外車販売店が法外な利益を得られるかといえば差にあらずといったところも全体的にアベノミクスの影響があったりするんでしょうかしら。
おっと政治的な発言はタブーですね。
舌が回りすぎそうなので今日のところはこの辺で。
では、また!!