今も昔もアメリカンセダンとして愛され続けているクルマが、この
キャデラックのドゥビルと言える。この4代目キャデラック・クーペ
ドゥビルは、あだ名を"ピンク・キャデラック"と呼ばれる。


 Cadillac Coupe DeVille 1959

 
 このピンクキャデラックの最大の特徴は、テールフィンで、大胆な
デザインの後姿が、単純にかっこいいクルマ。1949年以降大型化し

てきたアメ車の傾向の中で、このクルマは、ホイールベースが、

3289mm、全長5707mm。この長さのクルマに2ドアを採用している。4

ドアのセダンと比べても、サイドがすっきり見える。


 このモデルのクーペドゥビルは、特に1959年が現在でも人気があり、
21924台を売り上げたベストセラーで、その理由として、高さ97cmにも
なるテールフィン。そして、テールランプが、ジェッドポッドと呼ばれる、

丸いロケットを彷彿させるスタイリッシュなものも特徴的である。


 DeVille tailfins

 

 2.14トンのボディに組み合わされたパワートレインは、6.4リッター
V8エンジンで、330馬力のパワフルなもの。


 キャデラック・ドゥビル(セダン)では、3代目に当たる車種。アメリカで

は、クーペドゥビルとセダンドゥビルを分けて考え、クーペのものを特別

視する傾向があり、それは、1950年代のエルビスカーと呼ばれるなど、

と言った点から、本ブログでは、クーペドゥビルをセダンとは分けて紹介

します。このクルマは、現在では、特にヒップホッパーから人気があり、

Dr.Dre、Ludacris、Outkast、Ice Cubeらによって主にFleetwoodと並んで

良く歌詞に登場するクルマです。以前までは、ニール・ヤング、レイ・ス

ティーブンスといったブルーズ寄りの歌手の楽曲にも登場した。


*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*/*


 人気ブログランキング【ブログの殿堂】  どうぞ投票クリック を。