1938年以降キャデラックのスペシャルモデルとして数十年間に渡り
60スペシャルという名前が使われた。当初は、シリーズ60という名前
で、1941年には、シリーズ61へと移行するが、キャデラックのビッグ
ラグジュアリーセダンのスペシャリティカーには、60スペシャルとい
う名前が引き続き使われた。
1965年は、この60スペシャルを含め、フルサイズセダンのエルドラ
ドが、「Fleetwood」の1グレードとして統一された年で、更に、60ス
ペシャルのアップスケール(上級グレード)として、ブロアムがライ
ンナップした。
また、1965年には、アメリカンセダンにとって一つの大きな変化と
なったのが、それまで1959年をピークに主にフルサイズセダンのボデ
ィのシンボルとして採用されてきたテールフィンがなくなり、フラッ
トなリアへと変化した。全体としては、直線的で、80年代まで続く
"角ばったアメリカンセダン"のイメージとなった。ボディサイズは、
それまでより大型化し、ホイールベースは、133インチ(338cm)とな
った。
エンジンは、V8OHVエンジンが採用され、それまでと変化は無いもの
のボディの若干の軽量化により、パワーとボディの重量をバランスを
考慮したものとなっている。
インテリアは、より豪華なものが採用され、5~6色から選べるレザ
ーシート、ホイールベース延長により広い室内空間、リアのコンパー
トメント(小物入れ)などが追加され、乗員への配慮がある設計とな
っている。
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