50年以上の歴史を持ち、アメリカンスポーツカーのキングとし
て君臨する、シボレーコルベット。アメリカンスポーツカーを代表
するクルマとして、典型的な特徴である大排気量エンジンに太い
トルクを持つフロントエンジン・リアドライブを貫き通している。


 Chevrolet Corvette 1967


 デビュー時には、スポーツカーとしてオープンカーとして、アメ
リカ自動車業界を震撼させ、60年代後期からのマッスルカーブーム
でも、そのハイパフォーマンスでドライバーを喚起させ、4代目C4
では、世界のスピード記録を軒並み塗り替えている。


 そういった中で、この2代目は、初代は、8年間、3代目は、14年
間と長く販売されているコルベットの中では一番短い4年間という
販売された。


 C2コルベットまたの名を「コルベットスティングレイ」スティン
グレイは、赤エイのことで、デザインやコンセプトには関係がない。
元々は、1950年代後期のレース用コルベットがスティングレイと
呼ばれ、そのモデルをベースとしたことに由来する。


 特徴的なのは、1代目がオープンモデルのみだったのに対し、ク

ーペをメインとし、デビューイヤーの1963年モデルにだけ見られる、
スプリットウィンドウと呼ばれる2分割されたリアウィンドウの持つ

モデルは、プレミアものになっている。また、このC2からが、
本格的にアメリカンスポーツカーの典型である、大排気量に、太

いトルクを持つようになり、ヨーロピアンスポーツカーとは、一線を
画すものとなった。


 Corvette \u0022Split Window\u0022 1963


 わずか1年しか採用されなかったスプリットウィンドウ。ドライバ
ーのリアビューを妨げることになるため、開発者内での紆余曲折

もあったが、採用を押し切ろうとした開発者の理由は、単純に

「かっこいい」からというもので、どこかこのことを聞くと、かっこい

いだけを追求したクルマだったということが感じられる。


 デビュー翌年の1964年には、スプリットウィンドウの廃止などの
改良が加えられ、1965年には、425ps/6400rpm、最大トルク45.5/
4000rpmを誇る「ビッグブロック」という6.5リッターモンスターエン
ジンに4輪ディスクブレーキが導入され、ハイパワー化していくコル
ベットとなった。更に1967年には、わずか20台の市販となったが、
500馬力を誇るL88型と呼ばれるレーシングエンジンをデチューンし

た仕様のものが登場したが、燃料には、レース用ガソリンが必要

などと公道での使用には難があるモデルだった。1967年の"通常"

モデルでは、最高速度245km/hを誇る435馬力のエンジンが搭載

された。


 Corvette 1967


 C2は、毎年2万台以上を売り上げた大ヒットモデルとなり、その
アメリカンスポーツカーのキングとしての座を不動のものとしたC3
へとその遺伝子は受け継がれていく。


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