あれから何十年経っても、こうしてあなたのマークが変わらずにあるのって
素晴らしいことよね。
30分くらい外で時間を待って
会場の中に入って自分の席に座って。
中が暖かかったのもあって、疲れてたのかな?火の鳥を聴きながら少しウトウト。
会場の案内放送が流れて開始が近いのに気付く。
幕が開いてあなたがステージ中央に立っていて、
ストライプのスーツ、衣装のせいかな?
少しほっそりして見えた。
オープニングはアルバム「操」から。
よかった。笑顔だ。
楽しそうに、嬉しそうにあなたが見える。
懐かしい曲も新しい曲も織り込んで練り込んで。
寒い冬に聴くDOG DAYS、あなたにレスポンスが送れないターザンボーイ。
どっちも大好きな曲で嬉しかった。
ステージ、割と近くのお席を用意していただいたので
あなたのパフォーマンスもよく見えた。
相変わらずあたしはあなたのエロティックなパフォーマンスが直視出来ずにいて
家庭教師を歌い始めると「あ……そろそろ……」って視線をあなたから外しちゃう 笑
2列前、しも手で見ていた知人が終わったあと、
「大分控えめだったねー」って言ってたから
それなら見てればよかったかな、って少し後悔 笑
胸元をはだけるとかそういったことは無かったけど
ずっとニコニコ笑顔で歌ってくれた。
途中、あなたの問い掛けに拍手で応えるシーン、
あなたの納得のいく拍手の大きさじゃなかったのかな?
耳に手を当て「聞こえないよ」のアクション。
拍手の大きさが中々上がらず、
あなたはユーモラスに腰を曲げて杖をつくお芝居をしながら耳に手を当てる。
-え。おじいちゃんになってるの?!耳が遠いお芝居なの?!
って、思わずクスッと笑う。
他の曲の時は、歌い終わった後、丁寧に頭を下げながら、
どんどんおばちゃんみたいな。
口に手を当てて、めちゃめちゃ笑顔で隣り近所のおばちゃんみたいな仕草をして。
-やだ。こんな楽しそうなあなた見るの久しぶりじゃない?あたし。
それくらい本当に嬉しそうに見えたの。
相変わらずコールアンドレスポンスが出来なくて
やっぱり少し寂しいライブなんだけど、
あなたの笑顔ひとつで、あたしの熱がこんなに上がるんだ、って。
ラストからひとつ前の曲、
ハプニングがあって。
途中まですんなり行って、メロディ歌い始めるところ
うわっ、と大きな声で歌い出したらバックのメロディと違ってて。
すっ、と元に戻すところはさすがプロ。
って思ってたら。
あなた、しも手から歌いながら中央に戻り
「間違えちゃったけど、ごめんね♪」
ってリズム付けて謝ったんだけど、
間違えたことに、なのか
それを謝ったことに、なのか
そうなっちゃった自分にたいして、なのか
何になのかわかんないけど。
あなた、歌いながら笑っちゃって。
それを見たあたしは思わず
-あ、いいなぁ。こういうのとってもいい。人間らしくて。あなたらしくてとってもいい。
そう思ったら嬉しくなって涙が込み上げてきたの。
あなたがあまりにも素直で愛らしく見えて
あたし愛おしくてあなたをギュッと抱きしめたくなっちゃった。
自分の気持ちの持って行き場に困りました 笑
ラストの曲、歌い終わったあと
客席に深々と頭を下げて「ありがとうございました」って言って頭を上げた時も
あなたずっと笑顔で。
楽しく歌ってくれたのならよかった、って。
あたしはそれを見て、心も身体も暖かくなりました。
一日も早く元の世界に戻ることが出来るといいんだけどな。
そんなことを思いながら、帰りの中央線
今逢ったあなたの余韻に浸りながら揺られて家に帰りました。
素敵な時間をありがとう。
いつもあたしあなたにたくさんの暖かい愛をもらってばかり。
あたしはあなたにちゃんと愛を返せているのかしら。
靖幸?
どうか無理をせず、あなたのやりたい仕事を続けていってください。
あたしはこれからもずっとあなたを応援し続けていきます。
どうしたって言葉にしないと伝わらないから。
本当はとても照れくさくて言い難いんだけど。
今までも、そしてこれからもずっと。
………大好きよ?靖幸。