(第1回) ようこそバルセローナへ!!
まったく、不思議なところへ来たものです! ヨーロッパにあってヨーロッパでなく、スペインでありながらスペインでない。もう10年近く住んでいるというのに、毎日がびっくりとドッキリの連続。ホントにヘンテコな街、そして変わった人たちなんです!
このメルマガではそれらを、数々の証拠写真とともにお送りしたいと思っています。
ちょっと間が空くかもしれませんが、楽しみに待ってて下さいネ!
でも、なんでそんな街に行ったのか、ですか?
よくぞ聞いてくれました! 前編の“どうせ人生・ケセラセラ!”でもお話ししたように、いつかスペインに住んでみたいと思っていました。なんたって太陽と情熱の国ですし、でもそれ以上に「ケセラセラ!(なるようになるさ!)」という楽天的考え方に惹かれたんです。もしかしたら、ボクら日本人を元気にしてくれるんじゃないか、ってね!
でもスペインたってとっても広い、そのどこに住むかなんてことまでは考えていませんでした。そこでスペインの地図を広げ、目をつぶってエイヤッと指さしたら、たまたまそれが、ここバルセロナだったんです。いやホント、まったく無謀な移住計画でした!
なにせそれまでスペインに一度も来たことがなかったし、バルセロナのことはオリンピックやガウディ、ピカソ以外何も知らず、まさかこんな不思議な所だなんて思いもよりませんでした。でも来てみたら、とってもヘンテコな楽しい街だったんです!
しかしそれはここに住んでみないとわかりません。ちょっと観光で何日間か見て回っただけでは、何一つ見えてこないでしょう。最近はロングステイという旅行方法も流行っているようですし、できれば最低一ヶ月ぐらい滞在してみて下さい。時間さえあれば、きっとその方がずっと安上がりで楽しいはずですよっ!!
それはともかく、バルセロナの街をちょっとだけ見てもらいましょう。
これがバルセローナの街並みです。ほら、あのガウディの“サグラダ・ファミリア”も見えるでしょ? そして街の向こうに青く広がっているのは、もちろん地中海です。これがとても不思議な海なんですが、それはまたゆっくりお話ししていきましょう。
なぜバルセローナと書いたのか? あ~、それも説明しておかないといけません。
BARCELONA
日本では大抵「バルセロナ」と書いたり発音したりしますが、「O」にアクセントがあるので、バルセローナの方が正確です。きっと、バルセロナという発音ではここでは通じないんじゃないでしょうか。
でも本当を言うと、もっと正確な発音は、おそらく「バルサローナ」のはずです。
どうしてかというと、ここバルセローナを中心にしたカタルーニャ地方の本来の言語はスペイン語じゃないんです。それは、カタルーニャ語、あるいはカタラン語といって、フランス語とイタリア語とそしてスペイン語が混じったような、でもボクにはなんだかロシア語にも聞こえるような不思議な響きで、そのカタラン語では「バルサローナ」と発音するのです。そういや、ここのサッカーチームも“バルサ”っていいますよね。
さらにはっきり言えば、言葉が違うということは民族が違うということでもあります。そう、彼らはカタルーニャ人といって、なんとスペインばかりかフランス南部も含めてそうとう広い地域に住んでいて、独特の文化を受け継いできているのです。
もっと極端にいえば、ここはスペインではなく、別の国といっていいでしょう。カタルーニャ州政府にはプレジデント(いわば大統領?)もいて、黄色とオレンジのストライプ模様のカタルーニャ独自の国旗(?)まであるのですから、ビックリです!
そしてあのマドリードでのテロ事件の後、どの家にも悲しみと抗議の気持ちを込めた黒い布をつけた旗が吊されました。こういう場合でも、彼らは決してスペイン国旗を使いません、そりゃーもうホントに徹底したものです!!
ここは長い歴史の中で、さまざまな民族や言葉が複雑にからみ合ってきたのでしょう。
ある時、一人のカタルーニャ人がこんな話しをしてくれました。「この間アメリカ人と話していたら、“なぜ君らは二つも言葉を使ってるのか、そんな面倒臭いことはやめて一つにすればいいじゃないか”なんて言うんだ。まったくヤツらに幻滅しちゃったよ! だってそうだろ、世界にいろんな言葉があるから、人生は楽しいんじゃないか!!」
ガウディやミロ、ピカソが活躍した背景には、この街のこんな不思議な自由さがあったのかもしれません。でもバルセローナの街の不思議さは、こんなもんじゃありません。これからはじっくりとその一つ一つをご紹介していくつもりです。きっとあなたの中の常識があっさりとひっくり返され、みるみる生きる楽しさが湧いてくるはずですよっ!
では次回の “ようこそバルセローナへ” を、お楽しみに!
*** !!出版のお知らせ!! ***
前もお知らせしましたように、このブログ「どうせ人生・ケセラセラ!」が“地球の歩き方”のダイヤモンド・ビッグ社より出版され、全国の書店に並べられています。みなさんのご購読のたまものと心より感謝いたします。
タイトルは、『熟年夫婦のスペイン行き当たりばったり移住記』。私たちのなんとも無謀な移住の顛末と信じられないハプニングの数々が、その後の出来事も含めてアレやコレや次々と登場します。ちょっと覗いてみて下さい。
では、これからもよろしくお願いしますね!!
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“なんでもアベコベ、日本とスペイン!”
(Todo lo contrario, Japon y Espana !)
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以下にその他の拙著をご紹介します。よかったら読んでみてください!
◎ 『勉強っていやいやするもの?』(大日本図書)
〈中高校生向けですが、‘哲学’についてもやさしく解説しています〉
◎ 『脳みそのほんとうの使い方《ビギナーズ編》』(日科技連出版社)
〈こちらはビジネスマン向け、姉妹編《マスターズ編》も出ていますよ〉
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