今日は雨なので大学からバスで帰る。
終点まで行って駅前のスーパーに寄ろうか、
終点の一個前の自宅前のバス停で降りようか。
そんなことを考えながら発車を待っていた。
バス発車予定時刻は20:35。
定刻をちょっと過ぎたころバスは発車した。
すると後ろに座っている女子大生が大声で友達にこんなこと言った。
「45分の電車間に合うかな!?」
あと10分弱か。
駅までだいたい10分の距離。
途中7個のバス停。
おそらく1個でもバス停に止まったら
信号もあるし、電車に乗れる確率はぐっと低くなるだろう。
もし電車に間に合ったら結構ミラクルかもしれない。
果たして間に合うのか。
後ろの女子大生よりも時間を気にしていたかもしれない。
…
次は終点1個前のバス停というところまで
運よく誰もバスから降りることはなかった。
腕時計をさりげなく見る。
ギリギリ間に合うんじゃない?
むしろここで次のバス停で降りるなんてことしたら、
「あそこであの人降りなかったら間に合ってたかもしれないのにー」
なんて言われかねない。
僕は降車ボタンを押すのをやめた。
よし、これでノンストップで駅だ。
ギリギリ間に合う。
そう思ったとき、
ピンポーン。
・・・
押したの誰!?
って女子大生の友達!!!
駅まで行ってあげなよ!
そこのバス停とたいして変わんないじゃん!
意外なところに敵がいた。
友達を降ろしたバスは終点にむけて出発した。
そして駅ロータリーのバス停に到着。
時刻は20:44と30秒。
ホームを見ると電車は来ていない。
女子大生は真っ先にバスを降り、
駅の改札へと走って行った。
僕は少しホッとした気持ちで
スーパーへ向かった。