雨はしずかに 太一です。
先日、昔働いていた同僚のお店へ伺った。元部下が何をしているかや、友人の結婚報告など…僕にとって「日常」ではない話がとても刺激的で、久しぶりに昔へ戻ったような気がした。
その時改めて思ったことがある。
「気にかけてもらっている」
たったそれだけのことが、どれだけ特別なことなのかということを実感した。僕が誰かの「記憶」に残っているからだ。
知識、経験、そして「思い出」を共有できることはこの上なく幸せなことで、これは利益や効率とは別次元のことだと思う。
人間が生きている間になんらかの接点を持てる人数は3万人程度と言われている。多いのか少ないのか僕にはわからないが、人と人の間でもがき苦しみながら僕は何人のことを覚えてこれたのだろう。
ここ1週間ほとんど誰とも接点を持たず独りで過ごしていた。僕にはその時間も必要だったからだ。カフェへ行ったり遠くまで走ったり思う存分独りを堪能した後、僕の脚は自然と知人の店へ向かっていた。やはり人が好きなのだ。独りでは生きていけない。
あくまで自分の物差しで「たくさん」の人が気にかけてくれていると知った。職業柄あまり自分のことをペラペラ喋ることはないのだが、たくさんの人が僕を記憶に留めて、今何しているんだろうと考えてくれることの意味を考える。
何度もしつこいが、これは本当に特別なことだと思う。これは感謝であり、他人に承認される喜びなのだ。
自分の現状と照らし合わせて、僕は女風を通して何人の記憶に残ってもらえているのかと考えた。何気ない行動や言動を覚えてくれているのだろうかと。自分自身もできる限り覚えていたいと思った。
北海道を離れてしまった人、さよならした人、今も会える人。少なくとも直接会った人達のことは覚えている。
僕自身の本質が変わったわけではない。でも今なら違う接し方ができるのだろうかとか、ifを考えるのは当たり前のことだ。たまにそんなことを喋りたくなることもある。
そしてこれから出会う人達にもその気持ちを忘れないよう、一つひとつなるべく溢れないよう大切に育んでいきたい。どんな立場や形であれ、人生の一欠片を共有するのだから。
人と人の間でしか、自分らしく生きる「心のものさし」は育まれないのかもしれない。少し感傷的になるいい1日でした。
やはりすすきのにはthe cancelが似合うのよ。サブアカウントでリンク貼ります。
【太一】
1984年生まれ。
2021年 ひとときの楽園デビュー
2022年 資格取得
2023年 雨はしずかに移籍
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