さて、場所は小樽へと移動します。
今回の旅、実は漫画『ゴールデンカムイ』の聖地巡礼の旅でもありました。
人生初の巡礼です。そういうことをしたことがなかったのでちょっと恥ずかしさもあったり。
スポットはたくさんあるのでエリアを絞って計画をたて、なんとか行きたい場所と食べたいものはクリアできました
そのうちの一つがこちら、「花園だんご」です。
小樽には3店展開しているようです。喫茶スペースもあるとの情報から本店に行きました。
(札幌の狸小路にも同名のお店を見かけたのですが、公式ページの店舗情報には掲載がなかったので札幌のお店は違うのかも)
小樽新倉屋
[新倉屋外観]
中心からは外れた位置にあったので、少し歩きましたが場所はわかりやすいです。
正午過ぎの訪問とあってかお客さんは少なく、喫茶スペースも空いていました。
ショーケースに整然と並び積まれたお団子たちの美しいこと…!
特に正油だんごの艶が秀逸で目を奪われました。
[ショーケースに並べられた団子たち。鶴見中尉のアクスタが顔を覗かせている]
正油か胡麻かで逡巡し、やはり正油を選びました(今となっては両方食べるという選択肢もあったのに、と思います。なぜ1本しか食べなかったのか…)。
喫茶スペースに置かれたPOPに『ごまだんごとしょう油だんごを一本ずつ、これが小樽っこのすたんだーどな組合せ』とあり、続けて胡麻へのこだわり等が書かれていたので、余計にごまだんごも食べたくなりました。
次回また訪ねるしかありません!
[ショーケースに並べられた団子たち。その2]
餡団子も、特徴的な餡の塗りつけ方が目を惹きました。
どうせなら全種類食べれば良かった…。次回の旅に期待です。
私がいただいたのは、
煎茶¥250(税込)、花園だんご(イートイン価格)¥150(税込)です。
ドリンクの選択肢はコーヒーなどもありました。
[『小樽名物花園だんごだ。』]
1本だけでも見栄えする美しさ。
美しい丸が4つ並び、てりってりの正油タレを纏います。
想像したよりもだんごの1つ1つは小ぶりで、おそらくですが3本くらいは軽々食べられちゃいそうな印象でした。
食べてみても全く重たくなかったので、3本はペロリといけると思います。
食べてみると、ぷるんとした正油タレが口内を潤します。
キリッとした塩気に続くのはお団子の柔らかな実。
もっちりとした粘り気がありつつも、舌で解ける柔らかさがあり、やわとろの食感とでも申しましょうか、口の中では不定形の柔らかさです。
食感だけでも美味なのに、極めつきはお団子の甘みです。
唾液と反応してぐんぐんと甘さが広がります。
『国産米一〇〇%使用かつ砂糖不使用』の言葉に驚くほど甘さを感じました。
これはほっぺたが落ちる!
お米本来の甘さというものを自然、味わうことができました。
『ゴールデンカムイ』の作中で、杉元が『唾液腺がはじけそうだ』と評したのも(彼のそれまでの食生活を考えれば尚更)納得です。
また、そう杉元に言わせた作者の感性にも脱帽です。
お団子本体の柔らかさと甘さに感動しました。
また小樽に来るときは必ず食べたいです。
とてもおいしいお団子でした!ごちそうさまでした!
まとめ
・お団子の柔らかさと甘さが際立っている。
・正油だんごの艶が美しい。
・本店はイートインスペースあり。
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小樽新倉屋 公式ページ
食べログページ
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文責:雨吉
旅の1枚
小樽浪漫館(旧百十三銀行小樽支店)。
明治期の銀行であった建物で、小樽市指定歴史建造物だそうです。
建設当初の外壁は写真のような煉瓦タイル張りではなく、石張りだったそうです。
石張りの壁だとかなり雰囲気が変わりそうですね!