旅行に出られない今日この頃。
別に普段からあちこち飛び回っていたわけでもないのに、出られないとなるとムズムズする不思議な症状を多くの人が訴えているのではないだろうか。
私も尋常でないくらいムズムズしている。
すると不思議、物産展とかご当地フェアなんてやってるといつもは買わないのになんか知らず知らず買っちゃう。
近所のスーパーで開催していた「北海道フェア」で色々と購入してしまった。
そのひとつがこれだ。
月寒あんぱん
つきさむあんぱん
ザ・北海道な銘菓を集めず、斜め上な地元銘菓を取り揃えてくれたあたり、にくいね。
月寒あんぱんは、明治39年に北海道は月寒(つきさっぷ。今はつきさむと読むようだ。)村で創業した菓子工房の看板商品だ。
なんでも当時の労働者たちがここのあんぱんを食べて仕事に励んだそうな。
創業から1世紀はたつというのだから、月寒あんぱんは餡だけでなく、長い歴史を内包しているのだ。
購入したのは5種入りのアソートボックスで、こしあん、南瓜あん、黒糖あん、黒ごま、抹茶あんだが入っている。
値段は失念してしまったが、800円もしなかったと思う。
まずは南瓜あんとこしあんを半分ずつ。
見た目からもわかるように、あんぱんというよりまんじゅうに近い。
手のひらにポテッとのる小ぶりなサイズだ。
シワの寄った生地に愛らしさが漂う。
まんじゅうを思わせるカサっとした生地の中にみっちりと餡が詰まっていて、重量感がある。
創業当時とはその形態を変えているようだが(復刻版も販売されているらしい)、あんぱん感は皆無と言っていいだろう。これは今で言うまんじゅうだよ、キミ。
餡に甘さが十分あり、月寒あんぱん1個で満腹感がある。
これは山登りに最適そうだ。
参考までに「こしあん」1個のカロリー等は、197kcal/ たんぱく質3.6g/ 脂質1.8/ 炭水化物 41.7g だ。
どうだ!糖分補給にピッタリじゃないか。
あんぱんというより、素朴なまんじゅうとして食べるにはおいしかった。
まんじゅう好きにおすすめの北海道銘菓だ。
以下、参考までにほかの餡をば。
・抹茶あん
抹茶というより煎茶のような苦味と緑茶味があった。
・黒ごまあん
・黒糖あん
個人的には黒糖あんが一番好きだ。
こっくりとした黒糖の香りと餡との兼ね合いがおいしい。
まんじゅう感が一番強いかもしれない。
お土産を目的として出てきた商品にも魅力はあるが、こういう地元銘菓というのも私は好きだ。
いつか札幌を訪れることがあったら直営店にも立ち寄ってみたい。
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月寒あんぱん本舗 株式会社ほんま 公式ページ
オンラインショップもあるヨウス。
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文責:雨吉