この年末から年始にかけて、海鮮欲にとらわれていた。食べたい気持ちを抑えられず、外出するたびに海鮮グルメを探しては食していた。

原宿にあるサーモン丼専門店

 

熊だ

 

を訪れたのは寒さ厳しい1月も末のことだった。

 

※公式ツイッター(こちら)によると4/8より臨時休業中。再開の目処は立っていないモヨウ。

 

 

ガチャガチャと雑然とした雰囲気の原宿に、ひっそりと看板が出ている。

薄暗い階段を地階へと降り、ガラス戸を開ける。店舗は小さく、カウンター席が壁に沿って5席ほど、キッチンに沿って5席ほどある。スツールの座面、床、壁には経年の歴史がはっきりと現れており、正直に言うと、手入れに雑さが感じられた。入店後の店員からの挨拶とその後の接客もおざなりであり、まあ、そうなんだ。全体的に雑さをしみじみと感じる店だったよ。

 

料理がうまければその点も挽回できるというものだが、思ったほどではなかったのが正直なところだ。

 

サーモン三種食べ比べ丼 ¥1,580 (税抜)

国産の信州サーモン二種とノルウェー/カナダ産のサーモンがいただけるメニューだ。信州サーモンの一種は、シナノユキマスという白いサーモンであるという。珍しさから、これは食べねば!という気持ちになった。

 

ほどなくして提供された丼の盛り付けは、まあまあ美しい。が、どこか寂しさを感じる。

払った金額が金額ゆえに、期待値は高まる。だって税込で1,700円を超えるのだ。せめてメニュー写真のような、丼のご飯が見えなくらいの盛り付けであればよかったのに、と気分が下がってしまったことは正直に述べておこう✋

 

 

正直ついでに、刺身に新鮮さが感じられなかったことも述べておこう。切り身の表面と空気の触れ合いとがやや長かったのではなかろうか、という印象だ。乾燥しているとまではいかないが、ハリがなく、旨味は感じられなかった。眼前に立つ壁面の歴史の面影を見つめながら、ユキマスのプリプリとした食感を無表情に味わった。

 

締めに、茶漬けができるとのことで、茶漬け用のサーモン切り身も提供される。鮭明太か鮭塩麹の二種から選べるとのことで、鮭明太を選んだ。ひきちぎれたような鮭の切り身に明太子がまぶしてある。こうなる前の鮭肉のことを想像して胸が痛んだ。

茶漬けにするはしてみたが、これといった感動はなく、終始「雑さ」だけが印象に残った。

店が自慢する鮭に対する誇りがあれば、もっと違った経験もできただろう。

 

 

無難に、炙りサーモン丼にしておけばよかったなぁ、と思いながら 千七百三十八円を支払い、「ごちそうさまでした」とその店を去るワタシを、店員は無言で見送ったのであった。

 

 

まとめ

・おもったほどじゃねぇな。

・それでも行くなら炙りサーモン丼が無難かもよ。

・食材へのリスペクトを失ってはならんと思うのだ、ワタシは。

 

 

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熊だ 食べログ公式ページ

https://tabelog.com/tokyo/A1306/A130601/13217565/

 

公式サイト

http://kumada.tokyo

お知らせの最終更新日が2019/06。

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文責:雨吉

 

 

 

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