
もう1か月ほど前のこと、映画「国宝」見ました。
ネット上では大評判!大絶賛中!ですが、私の感想は少し違います。
3時間という長丁場の映画でしたが、見終わった直後から何も記憶が残らず
見たような気がするな??と言う感じ。
ファンの横浜流星さんが出演してるから、映画館へ行ったのです。
主演の吉沢亮さんも嫌いじゃないし、歌舞伎も日本舞踊も大好きだからお二人が
歌舞伎を演じられる姿を見るだけで良かった。
お二人とも奇麗なんだから女形にはピッタリ、お顔ふっくらの吉沢さんの方が女形によりあってた。
1年半かけて歌舞伎の形や踊りを特訓されたそうだけど、今の若い俳優さんたちは
なんでもこなし、体の調整なども1か月で数キロも10キロも増減させたりできてすごいなぁ!!
と日頃から感心しているので、それなりに歌舞伎だってで演じられるなんて思ってた。
(但し本物の踊りに達するのはどう見ても初めから無理)
女形独特の裏返った声の出し方は、どんなセリフもこなせる人たちだから、そこはそんなに感動しなかった。
つまり、どんな役でも淡々とこなし、今の若い俳優さんたちは何度も言いますが、ナチュラルな演技が
ほんとにうまいんです。重厚な役もコミカルな役もこなすので、歌舞伎だけが特別ではないと
思ったのです。命がけで演じる役ってほかにもあると思うのです。
で、
たった1年半で本物のようだった、とか、本物を超えていたとか、、、の上滑り的なネットに氾濫の感想には
違和感があるんです。
何十年も歌舞伎をやっている本ものの役者さんと1年半では別物です。
この辺りは私ちょっと日舞をやった経験あるので。
「藤娘」「鷺娘」「道成寺」など有名な演目を観られたのは良かったのですが、
アングルが全く違う、ドアップ多し!
「映画版歌舞伎舞踊」です。踊りの場面はまぁそんな感じ。
歌舞伎劇場の裏側がふんだんに見られるところは良かった。
歌舞伎に血縁のない若者が歌舞伎界に入って苦労を重ね、国宝にまで上り詰めるお話ですが、
どんな世界にも一代記を描けば苦労話はあります。
特別の苦労にも描けていなくて浅い。
歌舞伎の家系に生まれてなくても歌舞伎役者になった方たちがたくさんいらっしゃるのは知っています。
サラリーマンやさまざまな職業の家に生まれた方がいらっしゃるでしょうが、何も任侠の家系の出で、
背中いっぱいに刺青の人が華やかな女形でなくても、、、、(原作がそうなら仕方ありません)と言うのが感想です。
幼い10代で幼馴染の女の子と並んで刺青を掘る場面は目を伏せた。(結構長く感じた)
踊りの場面は美しい色彩であることに間違いありませんが、見たくない任侠の世界の描き方が毒々しくて
トータルで美しい!とは思いませんでした。
何も感じなかったという割には長々と書いてしまいました。
朝から晩までアイスコーヒーばかり飲んでいます。