胸の写真を残したいという願いを叶えた | 私の世界

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心理学、潜在意識等の学びを通して、日々の生活の中で感じたこと。40代前半で乳がんに。自分から湧き上がる気持ちやことばを残すために。

乳がんと告知された後に、



ふと

胸の写真を撮っておきたい

 


という想いが浮かんだ。




乳房温存手術のつもりだったけど、

どうなるかわからないとも思っていた。




私は告知されたその日に、

知人のカメラマンさんに連絡した。




「私、今日乳がんだとわかりました。

近いうちに手術をするので、その前に写真を撮って欲しい」と。




そのカメラマンさんとは、

私がファッションの勉強を

していた時期があって、

撮影会で写真を撮ってもらったことが

きっかけで知り合った。




私のことも、

5、6年前から知ってくれている

気心が知れた人だった。




そんな人が身近にいることにも、

ありがたいなぁと思いつつ、

断られる覚悟で連絡した。




そしたら、

「撮ろう」とすぐ返事をくれた。




即レスがとっても嬉しかった。

励まされた。




そして、私が東京に行こうと思っていた週末、

偶然にもスタジオとスケジュールが空いていた。




約2週間後

東京へ向かい、撮影にのぞんだ。




撮った写真は何に使う訳でもない。




ただ手術前に、

自分の胸の写真を残しておきたかった。




どんな傷が残るか、

これからどんな状態になるかわからなかった。




だから、今を写真で残しておきたかった。




撮影中は、

「笑って!!!」と何度言われただろう。




各種検査で、病院通いが続いてたから、

自然に笑うことがなかなかなかった。




撮影が終わった後は、

とっても気分が晴れて、

スッキリしていた。




今見返しても、良い顔をしている。




これで手術に臨む覚悟が、

より出来たように思う。