私は自由を大切にしていた | 私の世界

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心理学、潜在意識等の学びを通して、日々の生活の中で感じたこと。40代前半で乳がんに。自分から湧き上がる気持ちやことばを残すために。

乳がんの経験を通して、




私が大事にしている

価値観を知ることが出来た。




私が何より大事にしていたのは、

「自由」だった。




退院に当たっての説明で、

リンパ節生検をしているので、

リンパ浮腫の予防のための指導が

看護師さんあった。




私向けというより、

リンパ節生検、リンパ節郭清の人

全てを対象にした内容だった。




左手は重い物を持たないこと。


怪我をしないように。


虫刺されも要注意。


手荒れも厳禁。


洗い物の時は手袋を。


採血も左手ではダメ。


鍼灸やマッサージもダメ。


リンパマッサージもダメ。


左手に時計もやめましょう、みたいな


内容だったように思う。




えっ?そんなこと聞いてないけど…。

こんなにやっちゃいけないことあるの?




私は真面目なので、

これらを守った制限された世界を

生きていかなくちゃいけないのか…

と感じてしまった。




そして、実際に守ろうとした。

とてつもなく苦しくなった。




ましてや趣味のボルダリングなんて、

もう2度と出来ないんじゃないかと思えた。




人生の道がなんだか狭まったように感じた。




リンパ節生検なんて、

やらなければ良かったとさえ思った。

やりませんって言えば良かったと何度も思った。




とっても苦しかった。




なんにも具合が悪くない、

乳がんのせいで、

なんでこんな目にあうんだ!と。




私は、外部から何かを制限されることが

指示されることが

とっても嫌だということに気づいた。




私は、自由を大切にしているんだと気づけた。




術後1ヶ月の時の診察の際に、

主治医に聞いたら、生活の制限を再度確認した。




そしたら、

リンパ節生検だし、大丈夫!

普通どおりの生活していいよと言われた。




でも、ワクチンは、リンパが腫れたりするから、

右側の方が良いけどと。




もちろんボルダリングもオッケー👌




退院後からの1ヶ月、

我慢に我慢して生活していたから、

主治医のこの言葉にどれだけ救われたことか。




念のためにとかで、

過剰な生活の制限をする主治医でなくて、

本当に恵まれたなぁと思う。




何でもやっていい。

この言葉にどれだけ救われたか。




何も気にせず、

自由に行動出来る。




それが、私にとってどれだけ幸せなことか、

大事なことかを

理解出来た出来事だった。