ホルモン療法 | 私の世界

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心理学、潜在意識等の学びを通して、日々の生活の中で感じたこと。40代前半で乳がんに。自分から湧き上がる気持ちやことばを残すために。

乳がんの治療を説明された時に、

一番嫌だったのが、ホルモン療法だった。




ホルモン療法は、

5年から10年抗エストロゲン剤を飲むことで、

再発予防をするもの。




抗エストロゲン剤は、

エストロゲンを止める薬なので、

生理は止まったりするし、

更年期障害が出たりすると言われている。




私はまだ生理もあるし、

更年期障害にはまだ早い年齢。

そして、完全に子供は望むことを諦めた訳ではやかった。




だから、生理を止めること、

妊娠を諦めるような形になること

老いることが

とっても嫌だった。

とにかく嫌だった。




5年間そのルートに乗ってしまうこと、

そのルートを外れてはいけないような気がして、

恐ろしかった。




再発予防というメリットは、

まったくと言っていいほど、感じられなかった。




これは人によっても全然違う考えなので、

私の考えはこれだった。




頭では、

飲んだ方がいいことはわかっていた。

医療系の職種なので、乳がんのガイドラインも読んでいた。




でも、まったくと言っていいほど、

気持ちがついてこなかった。




こんなに飲みたくないと思っていたのに、

抗エストロゲン剤を飲んだから、

たった数日しか飲んでないのに、

ホットフラッシュ、

目がぼやける、

眠りが浅い、

メンタル不安定、

涙もろいなどなど、様々な症状が出た。




やりたくないことをやると、

こうなるのかと痛感した。

もう飲みたくないとなった。




続けていうちに身体は慣れて、

症状も治まるとは言うけれど、

その慣れるまでの間の様々な症状さえ受け入れられない。




再発予防のためならと、

ありがたく飲む人も沢山いるだろう。




私は飲まないことにした。




私の正解は、私が決める。

正解は外にはない。

自分で決めるしかないんだなと思った。