STAND BY ME ドラえもん | 記憶のための映画メモ

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こんにちは!
大好きな映画も数日で忘れてしまう我が記憶力。
ユルユルの脳味噌に喝を入れるための映画ブログです。


STAND BY ME ドラえもん


2014年/日本/95分
監督:八木竜一、山崎貴
声の出演:水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、木村昴、関智一、妻夫木聡、他
おすすめ度(5点中) → 3.7


――― あらすじ ―――――――
何をやらせても冴えない少年、のび太。ある日、彼の前に22世紀から来た彼の孫の孫セワシと、ネコ型ロボット“ドラえもん”が現われる。のび太は未来でも不幸を重ね、莫大な借金を作って子孫たちを困らせていた。そんなのび太の未来を変えるため、ドラえもんを世話係として置いていくというのだ。ところが、当のドラえもんはまるで乗り気でない。そこでセワシは、ドラえもんに“成し遂げプログラム”をセットして、のび太を幸せにしない限り、22世紀に帰れなくしてしまう。こうして、22世紀に帰るために、のび太を幸せにすべく、渋々ながらも彼の世話を始めるドラえもんだったが…。(allcinemaより)


―――  感想  ―――――――

冷やかし半分で観に行ったのですが、これが実に楽しくて(笑)。ドラえもんはかなり熱中した時期があり思い入れも強かったので、今回の映画化ってとても心配というか何てことをしてくれるんだ、ぐらいに思っていたんですよね。


▲しかし、どーしたことか。この3Dは何かいいんだな。質感がいいですよ。


話もね、どーせ漫画ありきでいろんな背景をはしょって演出するのかな~って思っていたんですが、ちゃんと最初っからのび太のヘタレ具合も描いていたし(これ重要)、そのうえで話を進めていくのは彼の成長を見守る流れのなかでは正しいやり方だと思いました。


▲唯一嫌だったのは、ドラえもんが頬を赤らめることでしょうか(笑)。


さてさて、


▲未来からやってきたのび太の子孫とドラえもん。彼らはのちに転落人生を送ることになるのび太を今のうちに何とかしようとやってくる。


▲このままだと、ジャイ子と結婚することになるのび太。ジャイアンみたいな子供が生まれてしまうのが面白いw。

つーわけで、のび太を幸せにするプロジェクトがスタート。それをドラえもんがキッチリサポートします。

目標は幸せの代名詞、しずかちゃんとの結婚です。


改めて思ったのですが、のび太ってすべてのヘタレ要素をもっているから、誰でものび太に感情移入できるようになっているのかもしれませんね。後半のドラ泣きポイントでドラえもんがのび太の欠点をつらつら言うシーンがありますが、その要素のあまりにも多いこと。


▲しずかちゃんが可愛すぎる。でもあんなにミニスカートでしたっけ?


▲大人のしずかちゃんも可愛すぎる。

この雪山のシーンでは、タイム風呂敷を使って青年のび太に成りすますのとか、ちゃんと前半でタイム風呂敷の説明をしっかりしているので丁寧で良いなーと思いました。


▲ジャイアンとスネ夫も楽しいけど完全に脇役ですね。どうも大長編のイメージがあるので、仲間感を感じてしまうんですよねw。



▲相変わらず威圧的なジャイアン。


▲結婚前夜のエピソードでは、しずかちゃんのお父さんが有名な名言を放ちますが、しずかちゃんのお父さんも前半で登場してきているので、唐突感はない。このへんも好感が持てます。


▲あとタケコプターを使っての飛行シーンは純粋にワクワクします。加えて未来描写もとても好みでした。


最後、ミッションを達成したドラえもんがさよならする → エイプリルフールの話はトントン拍子で“タメ”もあまりなかったのが残念でしたが、そこからタイトルバックにつながるラストカットなど、それなりにジーンときましたよ。


ってか、このネタでジンワリこないわけがないでしょう。


まぁ、でもこの3Dドラえもんは今回限りで十分です。