ミロクローゼ | 記憶のための映画メモ

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こんにちは!
大好きな映画も数日で忘れてしまう我が記憶力。
ユルユルの脳味噌に喝を入れるための映画ブログです。

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ミロクローゼ


2012年/日本/90分
監督:石橋義正
出演:山田孝之、マイコ、石橋杏奈、原田美枝子、奥田瑛二、岩佐真悠子、佐藤めぐみ、鈴木清順、他
おすすめ度(5点中) → 3.0


――― あらすじ ―――――――
少年のような容姿のメルヘンチックな男性オブレネリ ブレネリギャー。ある日、公園で出会った美女“偉大なミロクローゼ”にひと目ぼれ。彼女への愛に突き動かされ、平凡だった彼の生活が一変する。毒舌でならす青春相談員の熊谷ベッソン。純情青年のピュアな悩みにも、激しい罵倒とハイテンションなダンスで解決へと導く。一方、花屋で働く美女ユリに心奪われた片目の浪人、タモン。謎の盗賊団にさらわれた彼女を取り戻すべく、時空までをも超えて壮絶な流浪の旅を続ける。(allcinemaより)


―――  感想  ―――――――

こーいう括り方は失礼かもしれませんが、いわゆるミュージックビデオ風な映画でした。ミュージックビデオ風って正直苦手なんですが(中島哲也とか石井克人とかダメなんす。でも中野裕之は好き)、今作は全然嫌じゃなかったですね~。これまた失礼な意見ですが、この映画はただ消耗品のように楽しめるところがあってね、その気楽さがよかったといいましょうか。


さて、今作は全体が三部構成になっていて、各パートすべての主役が山田孝之。

三部とも物語としてリンクしているのかな~と思っていたんですが、中途半端にリンクしてましたね(笑)。


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▲第一部「オブレネリ ブレネリギャー編」。

今作のプロローグのように始まる第一部。ほとんどすべてがナレーションベースで、映像もファンタジックで大人が想像する茶目っ気のあるPV映画風。下品な中島哲也風とでもいうような雰囲気です(笑)。

10分ぐらいで終わるけど、映画の最後は、主人公のオブレネリ ブレネリギャーが大きくなった後を描くくだりなので、これを第三部と捉えることもできる(まぁどうでもいいんですがw)。

少年オブレネリ ブレネリギャーが、ある日公園で出会った美女“偉大なミロクローゼ”にひと目ぼれしたことで人生に前向きになりつつも、最後はフラれてしまうという話でした。

ちなみに僕は“偉大なミロクローゼ”役のマイコさんのファンです(余計な文章)。


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▲第二部「青春相談員の熊谷ベッソン編」。

草食系ナヨナヨ男子からの恋愛相談にのる“青春相談員の熊谷ベッソン”。相談相手を罵倒しハイテンションで解決案を指南する。彼の指南スタイルは完全なるオス目線。相談が終わり次の相談まではひたすらダンス。ごり押しのテンションで、観ているこっちは楽しくなります。もっとも中身のないこの二部が個人的には一番好き。


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▲第三部「片目の浪人タモン編」。

花屋で働くユリにひと目ぼれしたタモンは努力の末彼女とくっつくが、盗賊団に彼女をさらわれてしまう(この時に片目を負傷)。以後、何年もかけてタモンはユリを追いかける。行き着いた先は超VIPな遊郭だった。金のないタモンは遊郭に併設された賭博で稼ごうとするが、そこでイカサマを見破り大乱闘。散々暴れて死にそうになりながら遊郭のどこかにいるユリを見つけ出すって感じでした。


この第二部が一番長いんだけど、正直ここからダレてきてしまいました(笑)。

遊びの演出で“遊郭七人衆”の紹介映像を見せてくれるんだけど、最後の乱闘時にその“七人衆”の誰かひとりでもいいから、性技を見せてくれればよかったのに~、と不満。あれだけ煽っておいてねぇw。


第三部が終わると、第一部のオブレネリ ブレネリギャーのその後が描かれ終了。

温泉巡りを趣味にしたオブレネリ ブレネリギャーが、辺鄙な温泉で出会ったのはなんと“偉大なるミロクローゼ”。失恋の痛みがずっと残っているオブレネリ ブレネリギャーだったが、、、って話でした。一応締めとして描かなければいけない話ですが、その精度はかなり低め(笑)。


一応この映画は、恋愛して強くなるぜ!っていうのが通底したテーマであるっぽいんだけど、そんなテーマ性はまったく感じられず、ただただ楽しいテンションで描かれた世界観を暇つぶし感覚で観ていられるって映画でしたね。そういう中身のない時間はキライじゃありません。