5年前の2月にスタートいたしました「日本だってコレだった」。
今週が最終週です。
日コレ その748です。
寄せ書き日の丸を見つけたボブは、とても感動していました。
こちらです。
この寄せ書きには祖父の名前があるので、先に出征した弟のためのものだと思われます。
(祖父自身も中国へ出征し、やがて南方へおくられ、軍隊ごと行方不明になります。)
その弟は戦死せず帰ってきましたが、病気(たぶん肺結核)で寝たきりとなり、若くして亡くなったそうです。
・・しかし・・
寄せ書きの「武運長久」はわかるとして、「一死報国」(死んでお国に報いよ!)と言われるのは、厳しい・・・・
水木しげるさんの自伝に、”あの頃の若者はみんなから寄ってたかって死ねと言われていた”というように書いてあります。
辛すぎる。
いっぽう、祖父も戦争でたいへん厳しく辛い体験をし、人格が変わったと伯母から聞きました。
それでも、歳をとってからは日本各地へ団体旅行をして、孫の私にくれたおみやげの絵葉書セットは50冊を超えます。
祖父にも、楽しい時間があったのだ。
よかった・・・
祖父が亡くなって30年も過ぎた今さら、そう思いました。