現代信条
 
「安岡正篤 一日一言」より
 
現代信条
 
一、現代は大衆の時代である。 
 然(しか)し我々は大衆に混じて自己を失うことの誤りと危険を知って、
 自ら修めることを念とする。
 
二、現代は組織の時代である。
 然し我々は組織の中のアトム(微分子)となる機械化を斥(しりぞ)けて、
 個性と自由を護持する。

三、現代はインスタント時代である。
 然し我々は人生・教養の久成と熟達を期する。
 
四、現代はレジャー時代である。
 然し我々は不善に流れることを戒めて、発憤努力する。
 
五、現代は国際主義時代である。
 然し我々は外国に迎合する軽薄を恥として、
 祖国と民族の向上と品威を尊重する。
 
(引用おわり)
 

 
いつの頃に語られたのでしょうか?
安岡正篤先生が、亡くなられたのは36年前ですから、
それ以上前のことですが、
「現代信条」
令和元年の現代にも、そっくり当てはまります。
「教育の指針」
「国民の指針」ですね。
 
我々、現代の日本人には必要ですね。
 
大衆に混じて自己を失うことの誤りと危険を知って、
自ら修める。
 
個性と自由を護持する。
 
教養の久成と熟達を期する。
 
不善に流れることを戒めて、発憤努力する。
 
外国に迎合する軽薄を恥として、
祖国と民族の向上と品威を尊重する。