コロナ禍は各所に大きな影響を与え
いろんなものが前とは変わりました。
スムースの世界でそれを
一番体現しているのが
アレクサンドラ・スミルノヴァ
（Alexandra Smirnova）。
愛称サーシャです。
コロナ前は
イェーゴ・ノヴィコフとカップルで
雰囲気はおとなしめで
ドレスもクラシックな雰囲気。
二人のダンスはイェーゴの
優美な正統派な雰囲気で
サーシャの長い手足と
高い柔軟性というよさを
活かしたダンスだったなと思います。
ほんと柔らかくて
後ろにそったら
頭が伸びた後ろ脚のかかとに
つくんじゃないかってほど。
わかります？
バレエでよく足を後ろにもって
手で頭の後ろまで上げるポーズがあるけど
それを立ったまま
床についている足に対して
背中をそったら頭がつきそうってことですよ。
２０１９年にサーシャがよく着ていた
黒で身体の前面に斜めにネットとオーナメントの
豪華な飾りの入ったドレスは
背の高い彼女によく似合っていました。
ロックダウンのさなかにあった
スムースサミットというZOOMのイベントでは
イェーゴとサーシャは仲良く一緒の画面で
参加していました。
ところが！
コロナの勢いがちょっと収まって
競技会が本格的に再開しだした時に
サーシャの隣にいたのは！
アレクサンダー（Aleksandar Vukosavljevic ）という
すんごい背の高い
すんごい柔軟性のある
エキゾチックな雰囲気の人です。
右の男性がアレクサンダー↓
サーシャもすごく長身なので
正直、イェーゴとはバランスがよくなかった。
たぶん、イェーゴを小さく見せないための
いろんな工夫というか制限というか
そういうのはあったと思う。
アレクサンダーはサーシャと
カップルバランスがちょうどよい背の高さ。
しかも似たような細さ。
そして女性の中でも柔らかいサーシャに負けない柔軟性。
サーシャは彼と組んだ今
存分に長身を伸ばし
自由に踊っているように見えます。
こんな感じ↓
アレクサンダーはかなりユニークな雰囲気。
ファッションへのこだわりもかなりありようで。
インタビューでドレスについて聞かれたサーシャは
彼が決めている、と言っています。
彼と組んだサーシャのイメージは
それまでのクラシックで
おとなしい雰囲気からガラッとかわって
露出バリバリ、背の高さを強調したデザイン。
ファーも使っちゃって
大きく見えてもへっちゃら。
だって彼はもっと大きいんだもーん
て感じ。
メイクも悪女っぽく
イェーゴに大切なお姫様のように
扱ってくれていたときとは別人。
強くて、セクシー。
たぶんサーシャ自身は
「あなた色」に染まるのが上手な
控えめな女性なのかなあと思ったりします。
クラシックにも
革新的にもなれる
サーシャがスムースサミットで
フロアに立つとき意識することはと聞かれた答え
「楽しむこと。楽しむことが自信になる」
がとても好き。
これが彼女の本質なんだと思います。
ちなみにアレクサンダーは
私の中で２０２１年で
女性もあわせ、一番度肝を抜かれた
ファッションをした人。
それはこのOhio Star Ballの
ファイナルで着ていたジャケット！
2番目に登場するよ！
コメンテイターも「このジャケット着たい！」って言ってます